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ここは秘密基地か!? 普段お目にかかれない衛星中継車の中を見せてもらった!

国際放送機器展「Inter BEE 2018」(2018年11月14日〜16日)が千葉・幕張メッセで開催された。音と映像と通信のプロフェッショナル向け展示会だが、会場にはアマチュアにおすすめの機材も数多く展示されていた。注目アイテムや面白アイテムをピックアップして紹介しよう。

 

【エーティ コミュニケーションズ】お値段は時価!カスタムだらけの中継車

国際放送機器展と謳うだけあって「え、こんなモノも?」という展示も珍しくない。エーティ コミュニケーションズのブースには、車体の上に衛星アンテナを載せた衛星中継車が2台展示されていた。エーテイ コミュニケーションズは、衛星中継車の設計・製造やコンサルティングを行なっている会社で、テレビ局などに中継車を納めている実績がある。

【Inter BEE 2018】エーティ コミュニケーションズ

【Inter BEE 2018】エーティ コミュニケーションズ
 

展示されていたのはグレーのTOYOTAハイエースと、ホワイトの日産エルグランドベースの2台。どちらも市販車をベースに改造した衛星中継車だ。気になるお値段は? 聞くと、「ご希望の仕様によって変わってくる」とのこと(つまり時価)。

【Inter BEE 2018】エーティ コミュニケーションズ

【Inter BEE 2018】エーティ コミュニケーションズ
 

内部を覗くと編集や通信用機器がビッシリ詰め込まれていて、ワゴン車らしいゆったり感は全くない。それでも4人分のシートが確保されていて、ミーティングや作業ができるようになっているのはなかなか凄い。

【Inter BEE 2018】エーティ コミュニケーションズ

【Inter BEE 2018】エーティ コミュニケーションズ
 

外装には衛星アンテナだけでなく、車両を確実に固定するための電動ジャッキやケーブルの取り回しを行うための通線口などが設けられている。たぶん足まわりやバッテリーなど、見えない部分もさまざまな改良が施されているに違いない。

【Inter BEE 2018】エーティ コミュニケーションズ

【Inter BEE 2018】エーティ コミュニケーションズ
 

業務用の衛星中継車なんて、自分で買うことは絶対にないのだが、お値段はどのくらいになるのだろう? 怖いもの見たさで聞いてみたが、時価と言われるとますます気になってしまう。
 

 

〈写真・文〉柴田 誠