機材レポート

キヤノン EOS Rでミャンマー美人を激撮! 高感度撮影がISOオートで手軽になった

来日したミス・ミャンマーのMay Yu Khatar(メイ ユ カッタル)さんが、日本の風景と異色のコラボ! キヤノンのフルサイズミラーレスカメラ「EOS R」で小池隆さんが撮影した。その使用感とともにレポートする。まずは作品ギャラリーをご覧あれ!
 

 

(C)小池隆

日没後、空がかなり暗くなってきて、イルミネーションがきれいでした。フルサイズCMOSセンサーと映像エンジンDIGIC 8により高感度性能が大幅に向上した「EOS R」は、ISO6400の高感度でも鮮明。レンズは「RF24-105mm F4 L IS USM」で、開放F値4.0のボケ味を生かしました。

キヤノン EOS R RF24-105mm F4 L IS USM マニュアル露出 F4.0 1/125秒 ISO:オート(6400) WB:晴れ

 

 

(C)小池隆

塀がすてきだったので、それを背景に歩いているシーンを、顔+追尾優先AFで追います。「EOS R」はAF追従で最高約5.0コマ/秒の連写が可能。データサイズが大きいので、高速のSDカードを使うことをおすすめします。

キヤノン EOS R RF24-105mm F4 L IS USM マニュアル露出 F4.0 1/250秒 ISO:オート(1250) WB:晴れ

 

 

(C)小池隆

肌の質感を出したかったので、斜め後ろからの柔らかい木もれ日を生かしました。構図に神社の一部を入れ、あまり絞らないで低速連写の瞳AFで撮影。

キヤノン EOS R RF24-105mm F4 L IS USM マニュアル露出 F5.0 1/250秒 ISO:オート(160) WB:晴れ

 

 

(C)小池隆

これも逆光の柔らかい光を生かし、初秋の色づいた木々を背景にしました。顔+追尾優先AFで自然なポーズで撮影。

キヤノン EOS R RF24-105mm F4 L IS USM マニュアル露出 F4.0 1/250秒 ISO:オート(1250) WB:晴れ

 

 

(C)小池隆

日没直後、背景をボカしたいので解放で撮影。ISO2000の高感度でも、映像エンジンDIGIC 8の画像処理性能により、高画質で色再現も良く仕上がりました。

キヤノン EOS R RF24-105mm F4 L IS USM マニュアル露出 F4.0 1/125秒 ISO:オート(2000) WB:晴れ

 

 

(C)小池隆

夜景も人物もきれいに撮るため、弱いストロボ光を当て、解放絞りでブリッジの光をできるだけロマンチックにしました。大胆なポーズの魅惑的な雰囲気を、すてきな夜景が盛り上げます。

キヤノン EOS R RF24-105mm F4 L IS USM マニュアル露出 F4.0 1/30秒 ISO:オート(6400) WB:晴れ ストロボ使用

 

 

(C)小池隆

ダイナミックな夜景を背景に街灯の光だけで、顔+追尾優先AF撮影。ISO6400の高感度でも高画質で雰囲気のある写真になりました。

キヤノン EOS R RF24-105mm F4 L IS USM マニュアル露出 F4.0 1/30秒 ISO:オート(6400)

 

 

(C)小池隆

2018ミス・インターナショナル世界大会の撮影は、「マウントアダプター EF-EOS R」を使って「EOS R」に望遠ズーム「EF70-200mm F2.8L IS II USM」を装着。民族衣装をまとったミス・ミャンマーを、顔+追尾優先AFで観客席から狙いました。マウントアダプターを介してもEF70-200mmの描写力がそのまま生かされています。

キヤノン EOS R EF70-200mm F2.8L IS II USM マウントアダプター EF-EOS R マニュアル露出 F4.0 1/250秒 ISO:オート(200) WB:オート

 

 

(C)小池隆

2018ミス・インターナショナル世界大会のステージで、イブニングドレスをまとったミス・ミャンマー。これも「EOS R」に「EF70-200mm F2.8L IS II USM」を付けて、顔+追尾優先AFで撮影しました。

キヤノン EOS R EF70-200mm F2.8L IS II USM マウントアダプター EF-EOS R マニュアル露出 F5.6 1/250秒 ISO:オート(1600) WB:オート

 

 

高感度でも高画質で鮮やかなポートレートが撮影できた

今回は「EOS R」と「RF24-105mm F4 L IS USM」をメインに撮影しました。「EOS 6D Mark II」と「EF24-105mm F4L IS II USM」での撮影に比べると約15%ほど軽いので、軽快に撮影できました。基本的に、絞りとシャッタースピードはマニュアル。「EOS R」は高感度に強いので、ISO感度が自動設定される「ISOオート」が便利です。

全身を入れこんだ作品は、顔+追尾優先AFで撮影しました。レンズもできるだけ開放のF4.0で撮影しましたが、「RF24-105mm F4 L IS USM」は画面周辺までシャープで、テレ側のボケ味も良いです。
 

 

〈写真・文〉小池 隆