Lexar(レキサー)は、1TB(テラバイト)のメモリー容量を誇る新型の「Lexar Professional 633x SDXC UHS-Iカード」を2019年1月9日に発表。「CES 2019」(米ラスベガス 2019年1月8〜11日)の会場でも展示して注目を集めた。米国での想定販売価格は499.99ドルと報じられているが、日本での発売時期や価格に関しては未定となっている。
「Lexar Professional 633x SDXC UHS-Iカード」は1TBの大容量ながら、Class 10 UHS-I(U3、V30)技術を活用し、最大95MB/s(633x)の読み取り速度を実現。高画素の写真や、長時間の4K/フルHD/3Dなどの映像を記録・保存するのに適したメディアだ。
LexarシニアマーケティングマネージャーのJoey Lopez氏は「Lexarが1GB SDカードを発表したのは約15年前のこと。同等で同じフォームファクタのSDカードで、1TBのストレージ容量を発表できることを光栄に思う」と述べ、ユーザーがカメラのストレージの大容量化を求める中、高速性能と1TBの組み合わせで、高解像度の画像や4K映像を大量に撮影するコンテンツのクリエイターに対し、新たなソリューションを提案していくことを示唆した。
全てのLexar製品設計は、1100を超えるデジタル機器の試験に対応した施設であるLexar Quality Labsでの徹底的な試験を経て、パフォーマンス・品質・互換性・信頼性が確約されている。「Lexar Professional 633x SDXC UHS-Iカード」も、ほかのLexarメディアと同様、制限付き無期限保証となっている。
Lexarは、新しい親会社であるLongsysの下で2019年より日本市場に復帰することが明かされている。2019年2月28日(木)~3月3日(日)に横浜で開催される写真・映像用品イベント「CP+2019」にも出展予定。
〈文〉柴田 誠