ROOXは、中国の光学機器メーカー Bright Shadow Technology社と提携し、スマートフォン用高級アタッチメントレンズの新製品「USHADOW X1 レンズシステム」を発表した。クラウドファンディングサイト GREEN FUNDING by T-SITEでプロジェクトをスタート。調達目標額を20万円に設定して、2019年4月15日(月)まで支援を募集している。
18mm広角レンズと15×マクロレンズ、、レンズフード、iPhoneケースがセットになった「基本セット」が予定価格13,824円(税込)。基本セットに2×望遠レンズを加えた「望遠セット」が予定価格21,168円(税込)で、それぞれ早割割引などが設けられている。製品は、プロジェクトを支援し、目標金額に達すればリターンとして入手可能。プロジェクトが成立した場合、商品は2019年5月下旬から順次発送予定とのこと。
「USHADOW X1 レンズシステム」は、クリップ式アタッチメントレンズでは不可能だった一瞬で光軸を合わせて装着することを実現する画期的なレンズセット。iPhone7以降の機種ごとに用意された専用ケースを用い、レンズとスマートフォンケースの接合にマグネット式の固定金具を採用したことで1秒着脱を実現した。
マグネット式の装着が不安という人のために、しっかり装着・固定ができるネジ式も用意されている。接合部がネジ式になっているだけで、仕様も見た目もほとんど変わらない。
iPhoneのデュアルレンズ対応機種では、望遠レンズ側にもレンズを取り付け可能。ただし第2レンズ側に装着する場合には、アプリケーション側で使用するレンズを指定するために、サードパーティ製の撮影Appを使う必要がある。
USHADOW X1 レンズシステムの基本構成は、「専用スマートフォンケース」「18mm広角レンズ」「15×マクロレンズ」「広角&マクロレンズ収納ケース」「18mm広角レンズ用レンズフード」「クリーニングクロス」「収納袋」。
専用スマートフォンケース
表面には木製のパネルをあしらい、優しい手触りに仕上がっている、周囲を完全に保護するデザインだが、ワイヤレス充電やICカード機能には影響を及ぼさないよう配慮されている。
広角レンズ
焦点距離18mm相当(35mm換算)。4群7枚の高品質マルチコートレンズで構成され、歪曲収差を抑え、ゆがみをゼロに近づけることを目指した設計となっている。最短撮影距離は20mm、撮影倍率0.66倍で、ねじ込み式の専用レンズフードが装着可能だ。
マクロレンズ
2群2枚の高品質マルチコートレンズで構成されており、最短撮影距離は10mm、撮影倍率は15倍。いずれも鏡胴素材はアルミニウムを採用する。
2×望遠レンズ(オプション)
オプションとして2×望遠レンズが用意されている。2倍望遠レンズは焦点距離75mm相当(35mm換算)で、4群5枚構成。最短撮影距離は20mm、撮影倍率は2倍となっている。オプションレンズは、ユーザーの声を聞きながら順次追加していく予定。
広角&マクロレンズ収納ケース
特殊な塗装が施された高級感のある仕上がり。収納ケースの上下の蓋を開けて、直接手に触れることなくレンズを引き出し、使用後もレンズに手を触れず収めることができる。収納ケースがレンズ保護の役割を果たすため、レンズキャップを取り外す手間も不要となっている。
“スマホを一眼レフに”がキャッチフレーズ
■プロジェクトページ
https://greenfunding.jp/lab/projects/2686
「USHADOW X1 レンズシステム」の開発に携わったROOXは、スマートフォンアクセサリーや雑貨の企画・輸入・販売を行っている。またBright Shadow Technology社は、10年以上にわたってカメラ交換レンズ、ドローンやスマートフォン用レンズフィルターシステムおよびアタッチメントレンズ、撮影関連製品を研究開発から製造・販売まで一貫して行ってきた光学機器専業メーカーだ。その実力をベースに独自ブランドUSHADOWを立ち上げた。
〈文〉柴田 誠