富士フイルムは、防水コンパクトデジタルカメラ「XPシリーズ」の最新モデル「FinePix XP140」を2019年3月下旬に発売する。2018年2月15日に発売された「FinePix XP130」の後継機種で、XPシリーズとして初めて4K動画撮影に対応。カラーはイエロー、スカイブルー、ダークシルバーの3色をラインナップする。オープン価格。
「FinePix XP140」は、手のひらサイズのコンパクトボディに独自開発の画像処理エンジン、1635万画素の裏面照射型CMOSセンサー、35mm判換算で28mm～140mm相当の光学5倍ズームレンズを搭載。4K動画撮影やBluetoothに対応する。
■コンパクトボディ＆タフネス性能
約207ｇ（バッテリー、メモリーカードを含む）の小型軽量ボディに、防水25ｍ、耐衝撃1.8ｍ、耐寒−10℃、防塵性能搭載。従来機種（XP130）よりも堅牢性能が向上した。滑りにくいグリップや電池蓋のダブルロック機構など、アウトドアシーンでの使いやすさを追求。さまざまなアウトドアシーンで活躍するほか、子どものファーストカメラとしても最適だ。また、省電力設計により一度の充電で約240枚の撮影が可能。
■光学式5倍ズームレンズ
フジノン光学5倍ズームレンズを搭載。約2倍の超解像ズームと併用すれば、最大約10倍も可能になる。
■裏面照射型センサー＆光学式手ブレ補正
1635万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。光学式手ブレ補正で、暗い場所やズーム撮影時でも手ブレを防ぐ。上限感度は従来機種（XP130）より1段分向上したISO12800。水中や暗いシーンでも高い画質性能が得られる。
■充実のオート機能
カメラが自動的に被写体やシーンを検知し、最適な設定を行う「アドバンストSRオートモード」、瞳を自動検出してピントを合わせる「瞳AF機能」を搭載。笑顔の瞬間を撮影するスマイルシャッター、顔が正面を向いた瞬間を撮影するフェイスオートシャッターなど、豊富なシャッターモードでの撮影もできる。画像中心部の明るさや彩度を強調した「リッチ＆ファイン」や、幻想的な写真を撮影できる「モノクロ（近赤外風）」を含めた17種類のアドバンストフィルターも使用可能。
■簡単操作の連写機能
最速15コマ/秒の高速連写が可能。背面のボタンからワンアクションで連写機能へアクセスできる。
■4K動画撮影
ワンタッチで動画撮影が可能。4K動画撮影への対応はXPシリーズ初となる。最高4倍のフレームレートでHD動画を撮影し、滑らかなスローモーションを実現する「HDハイスピード動画」も搭載されている。
■Bluetoothでワイヤレス通信
Bluetoothに対応し、無料アプリ「FUJIFILM Camera Remote」を介したスマートフォンやタブレット端末との常時接続が可能。撮影画像を自動転送してシェアしたり、スマートフォン用プリンター「“スマホ de チェキ”instax SHARE」へ転送してその場でチェキプリントにしたりすることができる。リモート撮影や日時の自動調整、位置情報の同期も可能。
■FinePix XP140 主な仕様
カラー イエロー、スカイブルー、ダークシルバー
有効画素数 1635万画素
撮像素子 1/2.3型 裏面照射型CMOSセンサー
レンズ ［焦点距離］5.0～25.0mm（35mm判換算 28～140mm相当） ［レンズ構成］11群13枚（非球面8面4枚） ［開放F値］F3.9（W）～F4.9（T）
ISO感度 ISO 100～12800
シャッター速度 4～1/2000秒
画像モニター 3.0型 約92万ドット TFTカラー液晶モニター
記録媒体 SD/SDHC/SDXCメモリーカード
サイズ（幅×高さ×奥行き） 109.6×71.0×27.8mm（突起部を除く）
質量 約190.6ｇ（本体のみ）／約207.4ｇ（バッテリー、メモリーカードを含む）
付属品 充電式バッテリー NP-45S（リチウムイオンタイプ）、ACパワーアダプター AC-5VF、プラグアダプター、ストラップ、専用USBケーブル ほか
〈文〉佐藤陽子