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“寄れる”標準ズームはマクロ撮影や4K動画もおまかせ「LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.」

パナソニックは、ライカLマウントを採用したフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S」シリーズ用の標準ズームレンズ「LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.」を国内発表。2019年3月23日(土)に発売する。希望小売価格は16万円(税別)。

LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.

パナソニックは、ルミックス初のフルサイズミラーレスカメラ「Sシリーズ」(LUMIX S1R / S1 が2019年3月23日発売予定)において、ライカカメラ社の大口径・短フランジバックのLマウントを採用。「LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.」は、機動性に優れた「Sレンズ」として展開する。

LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.+LUMIX S1R

▲LUMIX S1R 装着時

 

 
■マクロ撮影も可能な24~105mmズーム
「LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S」は広角24mmから中望遠105mmまでカバーし、マクロ撮影も可能な標準ズームレンズ。ズーム全域で最短撮影距離0.3mを実現した。マクロ領域への切り替えなしに、望遠側で最大撮影倍率0.5倍のマクロ撮影が可能。

 

■色収差に強いUEDレンズを採用
EDレンズ4枚(その内2枚は非球面)、非球面レンズ2枚、色収差に強いUED(特殊超低分散)レンズ1枚を採用。ズーム全域で高い描写性能を発揮する。

 

■防塵・防滴・耐低温設計
防塵・防滴仕様で、−10℃の耐低温設計を実現。

※パナソニックの防塵・防滴対応カメラボディに装着時。

 

■高速・高精度のフォーカシング
毎秒480回のAF制御とコントラスト検出方式によるフォーカシングの高精度、高速化を達成。ボディとレンズ間の通信制御も高速化を図ることで、精度と速度を両立した。フォーカスレンズは、レンズを保持するフレームがリニアモーターにより駆動。超音波振動子によりフレームとの摩擦を低減する超音波アシストで、フォーカスレンズの停止精度の低下を解消する。

 

■高画質動画撮影に対応
高精細な動画撮影に対応した光学設計と、鏡筒内部構造の最適化により、動画撮影中のフォーカシング時のピント位置の移動に伴い画角が変化するブリージングを抑制する。絞りマイクロステップ制御により、輝度変化が大きいシーンでもF値変化をなめらかに制御することで、露出変化を低減。パンニング時も安定した露出変化制御をサポートする。ズーム時のオートフォーカス性能の高速化により、素早い動きの被写体を動画撮影する時などにもピントを合わせ続けることが可能。

 

■手ブレ補正機能「O.I.S.」搭載
鏡筒内部のジャイロセンサーが、ブレを検知して補正する「O.I.S.」を搭載。高周波域、低周波域いずれの手ブレも検知して補正する。Sシリーズボディ内手ブレ補正(B.I.S.)とレンズ内手ブレ補正(O.I.S.)を連動して制御する手ブレ補正機能「Dual I.S.2」に対応。ボディ(B.I.S.)5軸とレンズ(O.I.S.)2軸による約6段の手ブレ補正効果を発揮し、手持ちでのマクロ撮影をサポートする。

 

■LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S 主な仕様

品番 S-R24105
マウント ライカLマウント
焦点距離 24~105mm
レンズ構成 13群16枚(非球面EDレンズ2枚、非球面レンズ2枚、UEDレンズ1枚、EDレンズ2枚)
絞り羽根枚数 9枚羽根 円形虹彩絞り
画角 W84°~T23°
開放絞り F4.0
最小絞り F22
撮影距離範囲 30cm~∞
最大撮影倍率 0.5倍
フィルター径 φ77mm
サイズ(最大径×長さ) φ84×118mm
質量 約680g(レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを除く)
付属品 レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズポーチ
 

 
〈文〉佐藤陽子