カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2019」(2019年2月28日~3月3日/パシフィコ横浜)会場から写真でレポート! 注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
【シグマ】一挙にLマウントレンズ11本とLマウントコンバーターを発表したシグマに熱い視線
CP+直前の2月26日、現行の14mmから135mmまでのすべてのフルサイズ対応ARTラインの単焦点レンズにLマウント仕様の追加を発表したシグマ。キヤノンEF、シグマSAマウントレンズのLマウントコンバーター発売の話題ともに、プレスタイムからたくさんの報道陣が集まり、熱い視線が注がれていた。
「シグマもLマウントのカメラを開発中です、2019年内にはさらに3本のLマウントレンズを出します」と意気込みを語ってくれたシグマの山木社長。フルサイズのFoveonセンサーを搭載したフルサイズカメラにファンの期待は高鳴る。
14mmから135mmまで11本にのぼるLマウント対応の単焦点レンズ群。残念ながらまだケース内での展示だが、常に人だかりができていた。もともと高性能なARTラインのレンズだけに、実際に使ってみるのが楽しみだ。
「SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21」は、シグマSAマウント、シグマ製キヤノンEFマウントをLマウントのカメラで使用するためのコンバーターだ。それぞれのレンズ専用の制御データをもっており、専用レンズと同じように使うことができる。
マウントコンバーターの底部には三脚座がついており、明るいが重い単焦点レンズを軽いミラーレスカメラをつけたときにもバランス崩れない設計だ。さらには、三脚座の高さがあるので大きな前玉のレンズでも三脚座面との干渉が起こりにくい。かゆいところに手が届く設計だ。
パナソニック LUMIX S1に「SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21」を介して「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」を装着してもらった。ちょっとレンズが大きい気もするが、バランスは悪くない。少しだけ触らせてもらったが、まだ開発中のコンバーターながらも専用レンズを使っているかのような完成度を感じた。
ブース内ではさまざまなメーカーのカメラに装着できるレンズを実際に試すことができるプロダクトサービスステーションがある。気になっている製品を実際に試せるのはとてもありがたい。
〈文・写真〉青柳敏史