カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2019」(2019年2月28日~3月3日/パシフィコ横浜)会場から写真でレポート! 注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
【コシナ】電子接点を搭載してソニーEマウントに対応する大口径21mm F1.4を参考出品
参考出品の「フォクトレンダー NOKTON 21mm F1.4 Aspherical E-mount」は、CP+初日に発表された「フォクトレンダー NOKTON 50mm F1.2 Aspherical E-mount」と同様に電子接点を搭載した、ソニーEマウントのフルサイズ対応マニュアルフォーカスレンズ。デザインも50mm F1.2を踏襲したものとなっている。Exif情報にレンズの使用状況が反映されるほか、5軸のボディ内手ブレ補正機構を搭載した機種にも対応する。またピント合わせはマニュアルながら、フォーカスリング操作に連動したビューファインダーの拡大表示も可能となっている。
21mm F1.4(右)は全長79.5mmで、50mm F1.2(左・フードあり)よりもわずかに大きいが、開放F値1.4の超広角レンズとしては思いのほかコンパクトだ。最大径はほぼ同じサイズ。フィルター径は62mmでレンズ前面の装着が可能となっている。
ピントリングの動きは滑らかながら軽すぎず、開放でスッとピントが合うのが想像できる。絞りはクリックの有り無しを設定できる切り替え機構を搭載する。50mm F1.2に採用されているのと同様の機構だ。レンズ本体の重さは公表されていないものの、ズシリとした印象はないので、カメラに装着したときのバランスも良さそうだ。
絞りリング上の指標が白丸の状態だと、絞りリングはクリック付きで回転する。
リングを回して黄色い指標に合わせるとクリックなしの状態に切り替わる。動画撮影時など、クリックが必要ない場合には切り替えることができる便利な機能だ。
付属の花形フードを装着した「フォクトレンダー NOKTON 21mm F1.4 Aspherical E-mount」がショーケースの中に展示されていた。発売日や価格は未定。
〈文・写真〉柴田 誠