ケンコー・トキナーは、望遠レンズに最適なSLIK(スリック)の三脚座付ジンバル雲台「テレマスター800」を2019年5月17日(金)に発売する。希望小売価格は40,000円(税別)。
ジンバル雲台は、ブランコのような形状で、大きくて重い超望遠レンズをスムーズに操作することができる機材。野鳥や航空機など、素早い被写体を追いかけることができるうえに、手ブレも防止できる。
「テレマスター800」は、ミラーレスカメラや一眼レフカメラに装着した70~200mmクラスのレンズ、もしくは一眼レフカメラに装着した150~600mmクラスのレンズに最適なジンバル雲台。人気の焦点距離への対応に絞り込むことで、より軽く、求めやすい価格(実売価格は税別27,760円)を実現した。
▲装着イメージ。三脚座付レンズの三脚座部分に取り付ける。最大搭載重量は3kg。
▲カメラとレンズの重量差を考え、重心位置を合わせるためにクイックシューの前後でバランス位置を調整する。
▲クイックシューはアルカスイス互換。長さ70mmと100mmの2種類が付属するので、レンズの重量により選択する。三脚座のズレを防ぐためにクイックシュー後端に取り付られる回転止めも付属。
▲レンズの高さによる重心位置を調整するために、カメラ台の高さが調整可能。レンズの高さの中心に合わせると、レンズを上下方向どの位置に向けても止まるように調整することができる。
▲クイックシューにはカメラネジを簡単に締め付けることができるツマミが付いている。よりしっかり固定するための六角レンチ用の穴も装備。
▲雲台取付ネジはU1/4インチ(小ネジ)、U3/8インチ(大ネジ)の両方に対応。あらゆる三脚に取り付けることができるが、雲台と三脚の重量バランスを考慮すると、三脚単体の重量が1,600g以上の三脚と組み合わせることがオススメだ。
▲「テレマスター800」と付属品を収納できるケース付き。
■SLIK テレマスター800 主な仕様
サイズ 高さ160mm
重量 800g
最大搭載重量 3kg
〈文〉佐藤陽子