ソフトバンク、KDDI、ドコモ各社の夏モデルの発表が行われ、2019年初夏の国内発売が予告されていたソニーの新フラッグシップスマートフォン「Xperia 1」の発売時期が明らかとなった。それによれば、ソフトバンクは6月中旬以降、KDDIとドコモは6月中旬とアナウンスされている。
カラー展開が各社で異なっており、ソフトバンクはブラック、ホワイト、パープル、KDDIはブラック、ホワイト、グレー、パープル、ドコモはブラック、パープルをラインナップ。またアクセサリーとして、カバーを閉じたままスマートフォンのタッチ操作や通話ができる専用のフルウィンドウ付きカバーが用意されている。
注目はカメラ&モニター! Xperia 1の特徴をおさらい
ソニーの技術力を結集したフラッグシップモデルだけあって、あらゆる面で性能が進化。そのなかでも特に注目したいのが、モニターとカメラ機能の進化だ。
21:9の4K有機ELディスプレイを採用
モニターにはスマホでは世界初となる4K有機ELディスプレイを採用。映画とほぼ同じアスペクト比(21:9)になっており、21:9のコンテンツ視聴時に上下に黒帯が入らず、画面いっぱいに大迫力の映像を楽しめる。
標準/望遠/超広角のトリプルレンズ搭載
カメラ機能のトピックとしてはまず、3種類のレンズを自在に切り替えられるトリプルレンズカメラが挙げられる。3つのレンズは焦点距離が異なっており、それぞれ35mm判換算で26mm相当(F1.6)の標準レンズ、52mm相当(F2.4)の望遠レンズ、16mm(F2.4)相当の超広角レンズ(35mm換算)だ。イメージセンサーは有効約1220万画素のものを採用。
スマホ初の瞳AFに対応
ソニーが誇るレンズ交換式デジタル一眼カメラ「αシリーズ」で培ったアルゴリズムにより、人物の瞳を検出してオートフォーカスする瞳AFにスマートフォンとしては世界で初めて対応。こちらは以前の発表会レポートで動画を交えて検証しているので、詳しくはそちらをご覧いただきたい。
クリエイティブな撮影体験を楽しめる本格動画撮影機能
21:9アスペクト比、4K HDR 24fpsで映画のような質感や色表現でクリエイティブな撮影体験を楽しめる新機能「Cinema Pro」を搭載。撮影時にはフレームレートやISO感度、フォーカスなどの設定を自由に選択できるほか、色調を指定するパラメーター設定が可能なLook(ルック)でプリセットの色相を選択できる。
昨今のスマホ市場ではカメラ機能の進化が著しいが、なかでもXperia 1はソニー「α」の技術が投入されているということでカメラファンからの注目度も高い。約1か月後となる発売を心待ちにしたい。