軽量&コンパクトな一眼レフとして人気のEOS Kiss Xシリーズに、ミラーレス機EOS Kiss Mの機能を融合したEOS Kiss X10が登場。子どもからスナップ、風景まで軽快な撮影が楽しめる。
24.1メガAPS-CサイズCMOSセンサーと、最新バージョンの映像エンジンDIGIC 8を搭載。EOS Kiss Mと同等のセンサーとエンジンにより、さらなる高画質化、瞳AFや被写体追従性能の向上、そして4K動画記録に対応した。
重量は449gと軽量で、ミラーレスのEOS Kiss Mとの差は60g程度。光学ファインダーで軽快に撮影したい人にピッタリ。エントリーモデルという位置づけだが、充実した機能の一眼レフカメラである。
EOS Kiss Xシリーズ スペック比較
ライブビュー撮影が快適な高機能のエントリー一眼レフ
キヤノンのエントリー一眼レフEOS Kiss X9の機能を踏襲しつつ、新たな機能を加えて進化したEOS Kiss X10が4月25日に発売された。
人物撮影に便利な機能が瞳AF。ライブビュー撮影時に限られるが、顔を検出すると顔と瞳の部分に白枠が表示され、シャッター半押し、または液晶画面に触れると瞳の部分が緑枠に変わりピントが合う。横顔では顔認識までだが、両目が見える角度なら瞳がちゃんと認識される。動いている子どもにピントを合わせるのは至難の業だが、この機能を使えばカンタンだ。
<人物撮影に便利な機能 瞳AF>
瞳AFが動き回る子どもの表情を軽快に捉える
子どもの自然な表情を撮りたいけど、動かれるとピント合わせが大変! しかし、瞳AFが搭載されているので、シャッターチャンスさえ意識しておけば、カメラが瞳を検出してピントを合わせ続けてくれる。
キヤノンEOS Kiss X10 EF-S55-250mmF4-5.6 IS STM 絞り優先AE F4.51/160秒 +1補正 ISO125 WB:太陽光
瞳を検知し自動でピントを合わせるサーボAF 対応の瞳認識機能が搭載された。ライブビュー撮影時、人物の顔を認識すると顔と瞳それぞれを白枠が囲い、シャッターを半押しすると瞳の部分だけに緑色の枠が表示されてピントが合う。
そして、エントリーユーザーにうれしいクリエイティブアシスト機能が一眼レフEOSに初搭載された。オート撮影ながら背景ぼかしや明るさなど、カメラの知識がなくてもライブビュー画面上に効果を反映させながら、イメージ通りに仕上げていくことができる。これで撮影に慣れてから、撮影の知識を深めていくのもいいだろう。
<クリエイティブアシスト機能が一眼レフEOSに初搭載>
クリエイティブアシストで作画にこだわるカフェの窓際でパンケーキを撮影した。ふんわりした感じに仕上げたかったので背景を最大までぼかしつつ、ライブビュー画面を見ながら、明るさやコントラスト、色合いなどをあれこれ変えて、良いなと思ったところでシャッターを切った。
キヤノンEOS Kiss X10 EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS STM 絞り優先AE F5.6 1/500秒 +0.7補正 ISO100 WB:太陽光キヤノンEOS Kiss X10 EF-S35ミリF2.8マクロ IS STM シーンインテリジェントオート 背景ぼかし(F3.2) 明るさ(+1.3EV補正) 1/125秒 ピクチャースタイル:オート(コントラスト-3) WB:オート(色合い1:B1 色合い2:M1)
重量は449gと軽量で、ミラーレスのEOS Kiss Mとの差は60g程度。光学ファインダーで軽快に撮影したい人にピッタリ。エントリーモデルという位置づけだが、充実した機能の一眼レフカメラである。
<ボディはコンパクトながら、写し出す画像は高画質でシャープ>
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中央付近を部分拡大
満開のサクラをワンランク上の画質で楽しむ
画像を拡大してみると、サクラの花ひとつひとつがクリアに解像されている。全体の色合いも自然だ。ボディはコンパクトながら、写し出す画像は高画質でシャープ。エントリーモデルとは思えない画質性能を実現している。カフェの窓際でパンケーキを撮影した。ふんわりした感じに仕上げたかったので背景を最大までぼかしつつ、ライブビュー画面を見ながら、明るさやコントラスト、色合いなどをあれこれ変えて、良いなと思ったところでシャッターを切った。
キヤノンEOS Kiss X10 EF-S18-55mmF3.5-5.6 IS STM 絞り優先AE F5.6 1/500秒 +0.7補正 ISO100 WB:太陽光