コシナは、カールツァイスの35mmフルサイズ一眼レフ用大口径望遠レンズ「ZEISS Otus 1.4/100」を2019年6月に発売する。対応マウントはキヤノンEFマウント（ZE）、ニコンFマウント（ZF.2）。希望小売価格は630,000円（税別）。
ドイツ・カールツァイス社とコシナの共同開発によるプレミアムレンズ「Otus（オータス）」シリーズに、中判フォーマットにも匹敵する高い画質を実現できたという、大口径F1.4の100mm望遠マニュアルフォーカスレンズが加わった。
▲付属フード装着時
「Otus 1.4/100」は、F1.4開放であっても最高レベルのディテールと解像度を実現。ポートレートであろうとテーブルフォトであろうと、感動的な美しいボケ味をあたえてくれるとのこと。
1枚の非球面レンズと9枚の特殊ガラスを使用したアポクロマートレンズ設計は、ほぼすべての収差を抑制。さらに高品質のコーティングにより、逆光などの条件下における撮影でもコントラストを高く保ち、レンズフレアを最小限に抑える。
マニュアルフォーカス専用で、高精度なメカニズムによりなめらかなフォーカシング操作感を実現。シビアなピント調整の要求に応えてくれる。
■ZEISS Otus 1.4/100 主な仕様
マウント ZE（キヤノンEF）、ZF.2（CPU内蔵ニコンAi-S互換）
焦点距離 100mm
レンズ構成 11群14枚
画角（対角線／水平線） 24.1°／ 20.2°
絞り値 F1.4〜F16
最短撮影距離 1.0ｍ
最大撮影倍率 1：8.6
フィルター径 φ86mm
サイズ（最大径×長さ） φ100.7×128.8mm（ZE）／φ100.7×126.3mm（ZF.2）
質量 1,340ｇ（ZE）／1,320ｇ（ZF.2）
付属品 リバース可能バヨネットレンズシェード
〈文〉稲葉利二