2019年10月12日に創立100周年を迎えるオリンパスが、創立100周年記念サイトにドキュメンタリー映像「素敵な瞬間」を公開した。オリンパスが開発してきたカメラの歴史を、過去の貴重な映像も交えて紹介している。
「素敵な瞬間」は、オリンパスの社員や写真家などへのインタビューで構成。静かで美しい映像の中に、カメラの開発に携わる人々や写真家の熱い想いが感じられる。
オリンパスのハーフサイズフィルムカメラ「PEN」や一眼レフカメラ「OM-1」が誕生するに至った経緯や、今もオリンパス全社共通で持つというベーシックな思想などについても知ることができる。
▲オリンパスの片岡摂哉さん。1960年代に活躍した技術者・米谷(まいたに)さんの物語を通じて、今も踏襲されているオリンパスのコンセプトを紹介。
▲フィルムカメラ専門店・東京カメラ店長の岩鉄利夫さん。工房でカメラを慈しむようにメンテナンスする姿とともに、「PEN」や「OM-1」についての逸話を紹介。いずれのカメラも、先進性と合理性の面などで、カメラ史に残る傑作機ということが再認識できる。
▲ピューリッツァー賞の受賞経験もある写真家のジェイ・ディックマンさん。「OM-1」の魅力やカメラの使命、写真の力などについて語る。
▲オリンパスの高橋純さん。カメラを開発する際に最優先に考えることとは?
▲オリンパスUKのジョージーナ・パヴェリンさん。オリンパスカメラの思想やプライド、メーカーとしての役割について語る。
▲米谷さんが語ったという、「いい写真を撮る最初の条件」とは?
■オリンパス100周年記念ドキュメンタリー映像篇「素敵な瞬間」
〈文〉佐藤陽子