日本自然科学写真協会による書籍『自然写真の平成30年とフォトグラファー – 進化するネイチャーフォト』が発売された。
壮大な自然や、そこに生きる命をありのままに記録する。その写真史はカメラの進化と重なる。一眼レフの登場とともに自然写真は発展し、デジタル時代になって被写体はさらに広がり、多彩な表現が生み出されている。風景、動植物、昆虫、天体、水中など、それぞれのジャンルで活躍する実作者11名が変遷をたどり、写真家と写真集を紹介していく。自然写真の流れをまとめた著作は皆無に等しく、記録としてはもちろん、このジャンルの写真を深く知る上でも格好の手引だ。
■日本自然科学写真協会『自然写真の平成30年とフォトグラファー – 進化するネイチャーフォト』
A5判・240ページ
本体 3,200円(税別)
2019年4月19日発売
小学館
〈文〉市井康延