高尾啓介さんが写真集『AFTER THE GONG 〜「今」を生きるアマチュアボクサーたちの肖像』を上梓した。
本書で紹介されるのは、ボクサーを中心にアマチュアボクシングに関わる人々の人生の一端だ。プロに進んだのはほんの一握りで、さまざまな職業に就いている。会社員、自営、芸能人、医師、市長になった人もいる。木村伊兵衛写真賞を受賞した石川竜一さんもその一人であり、高尾さん自身もそうだ。数多くのボクサーが登場し、今の姿と現役時代の試合風景が添えられている。その写真を見ていると、彼らの人生でボクシングがどんな存在だったのかがじんわりと伝わってくる。
■高尾啓介『AFTER THE GONG 〜「今」を生きるアマチュアボクサーたちの肖像』
B5判・168ページ
本体 3,000円(税別)
2019年5月10日発売
忘羊社
〈文〉市井康延