シグマが、フルサイズに対応するミラーレスカメラ用大口径超広角ズームレンズ「SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art」の開発を発表した。対応マウントはLマウント、ソニー Eマウント。発売は2019年8月下旬予定、希望小売価格は190,000円(税別)。
<2019.8.7> 発売日が2019年8月23日(金)に決定。
シグマが2018年3月に発売した「14-24mm F2.8 DG HSM | Art」は、超高画素フルサイズデジタル一眼レフカメラ向けの“究極の大口径超広角ズームレンズ”として開発された。この「14-24mm F2.8 DG DN | Art」は、ミラーレスカメラに最適化した“究極の大口径超広角ズームレンズ”として開発されたものだ。周辺まで均一な高い描写力と解像感を持ち、特に星景写真におすすめとしている。
■光学性能
FLD(“F” Low Dispersion)ガラス1枚、SLD(Special Low Dispersion=特殊低分散)ガラス5枚、大口径非球面レンズを含む非球面レンズ3枚を採用し、諸収差を補正。コーティングは、従来からのスーパーマルチレイヤーコートに加え、新開発のナノポーラスコーティングを採用することで、フレアやゴーストを低減。設計自体でも、逆光の影響を受けにくいよう配慮している。
ナノポーラスコーティング(NPC=Nano Porous Coating)
内部に空気を含んだナノサイズの穴を有する「多孔質シリカ」をコーティング材料に使用することで、屈折率を大きく下げることが可能。フレアやゴーストの原因となる反射光を大幅に低減する。
■フォーカス性能
高速で静かなステッピングモーターを採用。顔/瞳優先AFなどのターゲットAFや動画撮影時の快適なAFをサポートする。オートフォーカス作動中にフォーカスリングを回してマニュアルでピント調整ができるフルタイムマニュアル機構も搭載している。
■リアフィルターが標準で装着可能
星景写真撮影で使用されることの多いシートタイプのリアフィルターを装着できる「リアフィルターホルダー」を標準装備。フィルターの脱落を防止するロック機構も備えている。
■その他
精度と堅牢性に優れた真鍮製バヨネット・マウントを採用し、各部にシーリングを施した防塵防滴構造。最前面のレンズには撥水・防汚コートも施している。さまざまな機能を割り振ることができるAFLボタンを搭載。カメラ側の「レンズ光学補正」機能に対応する。
■SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN | Art 主な仕様
マウント Lマウント、ソニー Eマウント
焦点距離 14〜24mm
開放絞り F2.8
最小絞り F22
レンズ構成 13群18枚
画角(35mm判) 114.2°〜 84.1°
絞り羽根枚数 11枚(円形絞り)
最短撮影距離 28cm
最大撮影倍率 1:7.3
サイズ(最大径×長さ) φ85.0×131.0mm
質量 795g
付属品 ケース、かぶせ式レンズキャップ LC850-01