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超望遠レンズにも対応する軽くて頑丈な万能カーボン三脚「Geo Carmagne N535 III / N545 III」

ベルボンは、中小型カーボン三脚「Geo Carmagne(ジオ・カルマーニュ)N535 III」「Geo Carmagne N545 III」を2019年7月19日に発売した。雲台付きで、希望小売価格はいずれも52,800円。脚のみの購入も可能で、こちらの希望小売価格は36,600円(いずれも税別)となる。

Geo Carmagne N535 III/N545 III

 
「Geo Carmagne N」は、ナット式ロックタイプのカーボン三脚シリーズ。「N535 III」「N545 III」は脚径25mmのモデルで、携帯性・安定性・機能性のバランスが取れた中小型の万能タイプとなる。新ボディ採用によりさらなる軽量化を実現した。

雲台および本体基台部には、比強度・寸法安定度・振動吸収性に優れるマグネシウムを使用している。本体部はシンプルで強度があり、軽さにも優れるワンピース構造を採用。推奨積載質量は3kgで、標準ズームから200mmF2.8レンズまで対応する。

Geo Carmagne N535 III/N545 III

 
マグネシウム製高性能雲台「PHD-55Q II」を標準装備。3Wayタイプで、水平方向・上下方向・縦位置の3方向を独立して操作・固定できる。パンストッパーの形状が、手に馴染み操作しやすい形状に変更された。左右+上下方向+縦位置用の水準器も搭載。別売り雲台(UNC1/4 細ネジ)へ交換することもできる。

Geo Carmagne N535 III/N545 III

 
クイックシューは、カメラの着脱がワンタッチで確実に行える「QRAシステム」の「QRA-35Lシュー」。マグネシウム素材のシュープレートは、カメラに付けたままでも気にならない超軽量・薄型設計。緩みを防ぐ「背当て」も内蔵されている。シュープレートをスムーズに確実に取り付けるための「スタンバイ機構」も搭載。

Geo Carmagne N535 III/N545 III

 
エレベーターは手動で昇降させるセンター棒タイプ。昇降しながら左右に回転させることもできる。エレベーターストッパーの形状が、手に馴染み操作しやすい形状に変更された。エレベーターの下端には取付ネジ(UNC1/4 細ネジ)が装備され、雲台や撮影アクセサリー、加重用の荷物などを吊り下げられるエンドフックを装着可能。

Geo Carmagne N535 III/N545 III

 
フル開脚した状態から閉じていくと、フル開脚→セミ開脚→標準開脚と角度が自動的に設定されるセミオートラチェット式を採用。開脚時はセンター棒の下部を外すことでローポジションにも対応できる。1号脚には、滑らず握ることができるスポンジグリップを装備。

Geo Carmagne N535 III/N545 III

 
どの段からでも快適に緩める・締めることが可能なインナージャットパイプを採用し、握りやすい新型のナットロックシステムで2〜3か所を一度に握って操作できるほか、決まった高さまで脚を伸ばす際の目安となる目盛りが印刷されている。

Geo Carmagne N535 III/N545 III

 
風のある場所ではストーンバッグで安定性を高めることができる。ゴム石突は、別売のスパイク石突や可変石突に交換可能。

Geo Carmagne N535 III/N545 III

 

■Velbon Geo Carmagne N535 III

Geo Carmagne N535 III

全高1770mm、縮長644mmの中小型カーボン3段三脚。

[全高(EV含む)]1770mm [EVスライド量]390mm [最低高]275mm [縮長]644mm [脚径]25mm [段数]3段 [質量]1770g [推奨積載質量]3kg [付属品]専用ケース

 

■Velbon Geo Carmagne N545 III

Geo Carmagne N545 III

全高1660mm、縮長550mmの中小型カーボン4段三脚。

[全高(EV含む)]1660mm [EVスライド量]305mm [最低高]250mm [縮長]550mm [脚径]25mm [段数]4段 [質量]1740g [推奨積載質量]3kg [付属品]専用ケース

 

■Velbon PHD-55Q II

PHD-55Q II

上記の各三脚に標準装備されているマグネシウム製高性能雲台「PHD-55Q II」単体も2019年7月19日に発売となる。希望小売価格は16,200円(税別)。

[カメラ台サイズ]77×39mm [高さ]112mm [底面径]44mm [質量]485g [推奨積載質量]4kg

 

 
〈文〉佐藤陽子