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創業70年を越える老舗カメラ店! 東京で長年愛され、三代目が継承する「ミヤマ商会 新宿店」

今回紹介するお店は、新宿三丁目の一角に店を構える「ミヤマ商会 新宿店」。創業から70年以上になる、老舗のカメラ専門店である。昔のカメラは相当な高級品だったので、ユーザーの負担も考えて創業後の早い段階から下取交換で中古カメラも扱っていた、とのこと。

▲明治通りに接する区画の角にある「ミヤマ商会 新宿店」。開放的で入りやすい出入口が印象的。近くには、伊勢丹や新宿丸井などの有名百貨店がある。

 

▲銀座に店を構えていた、創業当時のミヤマ商会。背後には、服部時計店の塔(和光の時計台)が見える。その店の前で記念撮影。三人の子どもでいちばん大きい長男は、今回話をうかがった代表取締役・森田和明さんのお父さんである。

 

じっくり時間をかけて対応するためにカウンターを広く取って椅子も用意

近年の中古動向は、デジタルカメラの現行製品の伸びが顕著だが、少し古いがニコンD700なども人気だ。若い人には、安価でMFレンズも活用できるニコンD3000やD5000シリーズの人気が高い。

 

フィルムカメラも“自身の価値観”で、人気機種や注目ポイントは異なる。昔からのユーザーだと、キヤノンF-1やニコンF2などが鉄板。新たに興味を持った人だと、デジタルとは違う操作フィーリングや“写真の成り立ち”が楽しいらしい。そういった多様なニーズや相談に応じてくれる、頼れる老舗カメラ店である。

 

壁面のショーケースには、種類やメーカーで分けられた撮影機材が並ぶ。店内の中央には接客用カウンターがあり、来客用の椅子が並ぶ。座ってじっくり品定めや相談ができるのも、この店の魅力のひとつである。

 

コンパクトにも注目。フィルムカメラではAF登場以前の古いモデルや、描写性能に優れる単焦点レンズモデルが人気。デジタルカメラでは、デザインや機能が話題になった古め(10年以上前)の格安商品がズラリ。熱い!


 

 

ボディとの組み合わせに注意が必要な、非Ai方式ニッコールレンズ。だが、デジタル一眼レフのD3000やD5000シリーズには装着して使用できる(露出計は連動しないが)。

 

レンジファインダー中判カメラ「ブロニカ RF645」とレンズ3本+専用アクセサリー。フィルムで本格的に撮りたくなるセット。人気があるという。

 

一見すると、普通のレンズ付きフィルムカメラ。だが、フィルム交換が可能な(自己責任で)Lomography。カラーと白黒タイプがある。


 

 

店舗情報


 
ミヤマ商会 新宿店
東京都新宿区新宿3-32-8
営業時間/10:30~19:30(日祭~19:00)
TEL/03-3356-1841
交通/JR新宿駅・中央東口から徒歩5分、新宿三丁目駅から徒歩3分