秋といえば紅葉! 場所によってさまざまな表情を見せる紅葉は、鑑賞だけでなく撮影スポットとしても非常に人気です。ということで今回は、東北地方のおすすめ紅葉スポットを撮影地マップからピックアップしました。
16. 川原湯橋から見下ろす紅葉の「小安峡」(秋田)
皆瀬川の急流によって作り出された小安峡。峡谷には何本もの橋が架けられていますが、中でも川原湯橋から見る光景は圧巻です。上流側には熱湯と蒸気が噴き出す大噴湯があり、下流側に目を向ければ紅葉と深緑色をした皆瀬川の姿をカメラに収めることができます。川原湯橋では国道398号線側から写すと、橋の下にある遊歩道を木々で隠せます。紅葉の見ごろは10月中旬~11月上旬。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/oyasukyo/
17. 広葉樹の紅葉が見事な「鳥海山」(秋田)
秋田秋田県と山形県にまたがる鳥海山。ブナなどの広葉樹が多く、紅葉の時期は素晴らしい景色を見ることができます。大きなブナの古木「あがりこ大王」のある中島台辺りの紅葉が特に美しく、散策路もあるので歩いて撮影するのがオススメ。10月下旬頃が紅葉の見頃となります。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/kouyoujyutiyoukaisan/
18. 紅葉の山々に囲まれた「栗駒山・須川湖」(秋田)
栗駒山を正面に望める火口湖であり、ブナの黄葉やナナカマドの紅葉が鮮やかです。栗駒山は湖の南方向にあり、午後の斜光線で山々が立体的に照らし出されるころがシャッターチャンス。周辺にはブナの森が広がり、曇天や雨天、特に霧が出るように日には幻想的な風景を楽しめます。また、栗駒山荘前の高台から夕日で赤く染まったブナの森も狙ってみたいところ。紅葉は例年10月10日前後に見ごろを迎えます。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/kurikomayama_sukawako_kouyou/
19. 色鮮やかに染まる「天狗の庭」(福島)
福島市街から高湯温泉を経て磐梯吾妻スカイラインを浄土平方面へ進むと、しばらくして左側に現れるのが天狗の庭と呼ばれる場所。斜面いっぱいに広がるナナカマドの赤色やダケカンバの黄色、緑色の常緑樹とのコントラストが美しく、その奥にはきれいな円錐形をした吾妻小富士が鎮座しています。オススメの撮影時間帯は午前中で、日が昇るにつれて立体感は失われていきます。紅葉の見ごろは10月上旬から中旬ころ。
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20. 美しいモミジに囲まれた「達沢不動滝」(福島)
達沢不動滝は男滝とその西側にある女滝の2つの滝からなります。男滝は高さ約10メートル、幅約16メートルの岩肌に沿って水が流れ落ち、豪快さと優美さを合わせ持つその姿に、多くのカメラマンが訪れます。滝の周囲はモミジなどの木々に囲まれており、新緑や紅葉と絡めて撮るとなおよいです。足元は岩場ですが、水深は浅く、長靴があれば様々な角度から狙えます。駐車場からは徒歩10分ほど。紅葉の見ごろは10月中旬~11月上旬です。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/tatsusawa-fudotaki/
21. 橋から見下ろす「つばくろ谷」の絶景(福島)
磐梯吾妻スカイラインの高湯温泉から車を十数分走らせると不動沢橋に到着します。この橋の下に広がるのが「つばくろ谷」で、赤や黄色に染まった紅葉と緑色の針葉樹とのコントラストが見事です。橋の上流側には滝も流れていて、さまざまなバリエーションで撮影できます。10月上旬~中旬ころの紅葉シーズンは特に観光客が多く、橋上に車を停めるのは危険なので橋の両側にある駐車場を利用しましょう。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/tsubakurodani_fukushima/
22. 紅葉が水面に映る「矢ノ原湿原」(福島)
小さな沼の周囲に湿原が広がり、カエデやミズナラなどの雑木林に囲まれています。風景的なダイナミックさというより、森の紅葉の優しい色合いや映り込みの美しさに魅力があります。午後の光が森を照らし、水面に鮮やかな色合いが映り込む瞬間が素晴しいです。水面に浮かぶ水草のシルエットを生かして造形的に狙うとよいでしょう。近くの観音沼へ出かければ、湖畔の紅葉風景を楽しめます。紅葉の見ごろは10月中旬~下旬。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/yanoharashitsugen_kouyou/
23. 紅葉の「屏風岩」と伊南川の清流(福島)
国道352号線を檜枝岐方面に進み、小豆温泉を過ぎてしばらく走ると伊南川の急流によって作られた屏風岩があります。巨大な白い岸壁がそそり立つ様は迫力があり、紅葉の時期になると木々が色づいて美しさが倍増します。屏風岩の対岸は開けていて好きなアングルを選べますが、白い岸壁が川面に強く映り込むのでPLフィルターを使って反射具合を調整しましょう。例年10月中旬から下旬が見頃です。
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24. 東栗駒を彩るドウダンツツジの紅葉(宮城)
いわかがみ平を拠点にして、東栗駒コースを登るとドウダンツツジの紅葉に彩られた台地が広がり、栗駒山を背景にして広々とした紅葉風景を撮影できます。途中にはちょっとした沢登り的な箇所もあり、登山コースとしても変化があって面白いです。展望岩頭まで行くと、昭和湖や須川湖、龍泉ヶ原など岩手・秋田県側の眺望が素晴しいです。紅葉は9月下旬~10月上旬に最盛期を迎えます。
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25. 新緑・紅葉が楽しめる「中津川渓谷」(福島)
秋元湖に流れ込む中津川の源流にある中津川渓谷は、裏磐梯の中でも人気の高い紅葉スポット。明るいグレーの岩肌を青く澄んだ水が流れる様子が美しいです。渓谷沿いの探勝路を歩くほか、磐梯吾妻レークライン沿いの橋から見下ろすのもよいです。探勝路へは秋元湖北岸の道を進み、中津川にぶつかる場所にある駐車スペースを利用しましょう。レークラインからは中津川レストハウスの駐車場を利用します。紅葉の見ごろは例年10月中~下旬。
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26. スケールの大きな風景が展開する「白布峠」(山形)
裏磐梯の桧原湖畔を通る県道2号線を米沢方面に進んだ途中にあるのが白布峠。記念碑のある駐車場に車を停めると、眼前には西吾妻山などが連なるスケールの大きな風景が広がります。標高が高いため裏磐梯よりも紅葉の時期は早く、見ごろは10月中旬前後。遠景だけを切り取るとやや単調になるので、手前の木々などを入れて遠近感をつけて画面を構成し、インパクトのある写真に仕上げましょう。
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27. 木々が色づく秋の「七ツ滝」(山形)
日本の滝100選にも選ばれている七ツ滝。水がいくつかの筋に分かれて流れ落ちる姿は豪快で見応えがあります。滝を眺める展望台があるものの、手前に木や草が生い茂っているところが多く、撮影するのに最適な場所は限られています。全体を写すと説明的になるので、色づいた木と滝の一部分をバランス良く切り取って印象的な写真に仕上げましょう。紅葉の例年の見ごろは10月中旬~11月上旬ころ。
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28. 秋雲が広がる紅葉の「姥ヶ岳」(山形)
東北の名峰として知られる月山の南西方向に位置する姥ヶ岳。10月中旬前後になると、姥ヶ岳一帯は黄色を中心とした紅葉に彩られます。この付近には高い木は少なく、低木の紅葉を入れながら、なだらかな山容の姥ヶ岳を配して作画すると変化がつきます。登山道からの撮影となるのでトレッキングシューズなどを履いて撮影に臨みたいところ。姥ヶ岳へは姥沢駐車場の奥にある月山ペアリフトを利用すると手軽にアクセスできます。
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29. 清らかな水が流れる「湯殿山麓」の紅葉風景(山形)
出羽三山のひとつとして数えられる湯殿山では、例年10月中旬から下旬にかけて色鮮やかな紅葉が見られます。この写真は湯殿山有料自動車道の入口から六十里越街道と呼ばれる国道112号線(旧道)を、西側方向へ少し移動した場所で撮影したもの。この辺りではさまざまな色に染まる木々の間を縫って、沢の清冽な水が流れる様子を車道沿いから手軽に捉えることができます。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/yudonosanjinjya_yamagata/
30. 紅葉の木々に彩られる地蔵沼(山形)
山形駅、月山志津温泉から3分ほどの場所にあるのが地蔵沼。秋になると周囲の木々が色鮮やかに染まり、鏡のように静まりかえった沼にその姿を映し出します。朝夕どちらの風景も魅力的ですが、特に立体感が出る朝の撮影がオススメ。日の出からしばらく時間が経ってから沼に光が差し込み始めるので、色づきのいい木をポイントにしながら沼の表情を切り取りましょう。紅葉の例年の見ごろは9月中旬~10月下旬ころ。
撮影地の詳しい情報はこちら→ https://getnavi.jp/capa/guide/jizo_numa/