オリンパスは、マイクロフォーサーズシステム規格のミラーレスカメラ「OLYMPUS PEN E-PL10」を2019年11月下旬に発売する。ボディカラーはホワイト、ブラック、ブラウンの3色をラインナップする。価格はオープンで、オリンパスオンラインショップの価格はボディが85,800円（税込）。
＜2019.11.12＞ 発売日が2019年11月22日（金）に決定。
「OLYMPUS PEN E-PL9」の後継モデルで、ボディ内手ブレ補正機構や可動式液晶モニター、スマートフォンとの連携機能を備えた、一眼カメラ初心者でもクリエイティブな写真表現を簡単な操作で楽しめるミラーレスカメラ。ボディサイズはE-PL9とほぼ同じで、発売中の「本革ボディージャケット」はそのまま使用可能だ。
■小さなボディに3.5段分の手ブレ補正
最大でシャッター速度約3.5段分の手ブレを補正するボディ内手ブレ補正機構を備えており、画像処理エンジン「TruePic VIII（トゥルーピック エイト）」との組み合わせにより、暗いシーンでもノイズを抑えたクリアな写真を撮影することができる。
■自撮りに便利な可動式液晶モニター
可動式液晶モニターは、モニター上の被写体にタッチするだけで、ピント合わせと同時にシャッターが切れるタッチAFシャッターを備え、肌を明るくなめらかに補正する「eポートレート」や動画撮影なども画面上から選択することができる。液晶モニターは下に開くタイプとなっており、下に開くと自動的に自分撮りモードに切り替わる。
■スマートフォン連携機能
Wi-FiとBluetooth機能を内蔵しており、カメラとスマートフォンを簡単に接続して、画像をスマートフォンへ手軽に転送することができる。あらかじめ転送予約をしておけば、カメラの電源を切った後に自動で転送することも可能だ。
■多彩な写真表現が楽しめる
簡単な操作でクリエイティブな写真が撮影できるアートフィルターを全16種類を搭載する。新機能「ファインチューン」を使うと、アートフィルターの効果を液晶モニターで確認しながら自分好みに仕上げることができる。
専門的なテクニックが必要な写真表現が手軽に楽しめる撮影機能をまとめた AP（アドバンストフォト）モードを搭載。22枚の写真を重ねて合成する「多重露出」や、星空や車のライトなどの光跡を最適な明るさで重ねて合成する「ライブコンポジット」なども簡単な操作で撮影することができる。
また、シャッター音や操作音をOFFにできる「静音モード」もP/A/S/M/ARTモード時に選べるようになっている。最高8.6コマ/秒の高速連写が可能となっているほか、高画質4Kムービーに対応し、動画からの静止画切り出しも可能だ。
レンズキット
キットレンズのカラーは、ホワイトボディおよびブラウンボディの場合はシルバー、ブラックボディの場合はブラックとなる。
■OLYMPUS PEN E-PL10 14-42mm EZレンズキット
ボディに電動パンケーキズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」を同梱したキット。価格はオープンで、オリンパスオンラインショップ価格は102,300円（税込）。2019年11月下旬発売。
■OLYMPUS PEN E-PL10 EZダブルズームキット
ボディに「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」、望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」を同梱したキット。価格はオープンで、オリンパスオンラインショップ価格は118,800円（税込）。2019年11月下旬発売。
OLYMPUS PEN E-PL10 主な仕様
有効画素数 約1605万画素
撮像素子 4/3型 Live MOSセンサー
マウント マイクロフォーサーズマウント
ISO感度 ISO LOW（約64相当）、ISO 200〜25600
シャッター速度 1/4000～60秒（メカシャッター）、バルブ/タイム 最大30分、コンポジット 最大3時間
画像モニター 3.0型 約104万ドット 可動式液晶（静電容量方式タッチパネル）
記録媒体 SD/SDHC/SDXCメモリーカード（UHS-I対応）
サイズ（幅×高さ×奥行き） 117.1×68×39mm（突起部を除く）
質量 約332ｇ（本体のみ）／ 約380ｇ（バッテリー、メモリーカードを含む）
付属品 USBケーブル、ショルダーストラップ、取扱説明書、保証書、リチウムイオン充電池 BLS-50、リチウムイオン電池充電器 BCS-5
〈文〉柴田 誠