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キヤノンから“攻め”のカメラ登場! カラビナと一体化した「iNSPiC REC」を触ってきた

キヤノンマーケティングジャパンは、キーホルダー感覚で気軽に持ち歩ける防水・耐衝撃のデジタルカメラ「iNSPiC REC (インスピック レック)」を2019年12月下旬に発売する。カラーはブルー、グリーン、ピンク、グレーの4色で、着せ替えも可能。価格はオープンで、キヤノンの公式直販サイト「キヤノンオンラインショップ」販売価格は13,800円 (税別)。

<2019.12.18> 発売日が2019年12月20日に決定。

iNSPiC REC
▲2019年12月5日に東京都内で発表会が開催された。左下のグレーは別売の着せ替えジャケットを装着した状態。

 

「iNSPiC REC」は、本体がカラビナの形になっており、服やバッグへ簡単に取り付けて持ち歩ける新コンセプトのカメラ。ディスプレイは搭載されておらず、「撮影した写真を後から見返す楽しさ」を提案する。

iNSPiC REC

 

2019年2月~3月に開催された「CP+2019」のキヤノンブースにて、アウトドア・アクティビティ・カメラ (ソトアソビカメラ) としてコンセプトモデル展示されていたものが、製品化に至った。

iNSPiC REC

■いつでも身につけておけるカラビナデザイン

幅110.5×高さ45.2×奥行き18.5mm、重さ約90gという手のひらサイズの小型軽量。カラビナデザインなのでバッグやベルトに引っ掛けておき、思い立ったときににサッと撮影できるのが魅力だ。

iNSPiC REC

 

水深2m・30分までの防水性能とIP68等級の防塵性能、2mの耐衝撃性能を備えており、アウトドアやスポーツ、海、子どもと遊びながらなど、さまざまなシーンで気軽に使用できる。

iNSPiC REC

■あえてディスプレイをなくして「あとで見返す楽しみ」を

撮影した写真をその場で確認できることが当たり前になった時代だが、「iNSPiC REC」にはディスプレイが搭載されていない。撮れた写真を確認するのを「あとからのお楽しみ」にとっておくためだ。撮影データは専用アプリケーション「Canon Mini Cam」により、スマートフォンでの閲覧や保存が可能。また、アプリを使用してスマートフォンで画面を見ながらのリモート撮影、画質やアスペクト比の変更、メモリーとバッテリーの残量チェックなどをすることもできる。

iNSPiC REC
▲カラビナ部分の四角い穴をファインダー枠のように使ってフレーミングする。

■写真・動画をパッと切り替えOK

モードダイヤルにより、静止画撮影の「写真モード」、動画撮影の「ビデオモード」、シャッターボタンを押す長さを変えることで静止画と動画の両方が撮影できる「マルチモード」、スマホと連携してリモート撮影や画像の確認・転送ができる「ワイヤレスモード」を選択可能。

iNSPiC REC
▲写真モード選択時。

 

「写真モード」では、シャッターボタンを押し続けると約2コマ/秒の連写となる。動画は1回の撮影につき最長で10分間まで撮影可能だ。ISO感度、ホワイトバランス、露出補正はいずれもオートのみ。動画撮影時は手ブレ補正 (電子IS) も有効。

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▲“Canon”ロゴの上あたりにシャッターボタンがある。

■着せ替えジャケットでコーディネートも

3色の着せ替えジャケット「フェイスジャケット FP-301」(3枚セット / 税別 1,980円) により、好みのコーディネートを楽しめる。着せ替えジャケットは発売以降も順次追加されていく予定だ。

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▲写真中央は鏡面仕上げ。

 

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▲フェイスジャケットの装着はマグネット式。

 

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▲シャッターボタンは全体のデザインを損ねない形状。

 

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▲側面には、micro USB端子とmicroSDカードスロットが。

 

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▲三脚ネジ穴もちゃんと付いている。

 

Canon iNSPiC REC 主な仕様

有効画素数 約1300万画素
センサーサイズ 1/3型 CMOSセンサー
焦点距離 25.4mm (35mm判換算) ※動画撮影時は撮影画角が狭くなる。
最短撮影距離 50cm
ISO感度 ISO 100~3200 (オート)
記録媒体 microSD / microSDHC / microSDXCメモリーカード (CLASS 10以上、最大容量256GB)
サイズ 約W110.5×H45.2mm×D18.5mm
重量 約90g (フェイスジャケットを含む)
付属品 USBケーブル (A-MicroBタイプ 約0.5m)、ほか