アダプター(GH-2)を併用して、ワイドコンバージョンレンズ(GW-2)を装着した『リコー GRデジタルIII』。カメラが小振りなせいもあり、やたらと“ワイコンの存在感”が際立つ。
以前に紹介した“夏の帰省”の回で「プライベート撮影では、ニコンD7000よりも出番が多くなりそう」と予想して、実際にその通りになった『リコー GRデジタルIII』。
出番が多くなった要因のひとつに、夏前に購入した「ワイドコンバージョンレンズ(GW-2)」が挙げられる。ご存じのとおり、GRデジタルIIIには「28ミリ相当の単焦点広角レンズ」が搭載されているけど、このワイコンを装着すると「21ミリ相当の超広角レンズ」になるのである。
最近では「24ミリ相当の広角」をカバーするズームレンズを搭載したコンパクトデジカメも増えてきた。ボクも、そんなカメラを数機種持っている。でも、24ミリと21ミリとでは、画角や遠近感が…いや、少し言い替えよう。24ミリと21ミリとでは、空間描写がけっこう違うんだよねー。
地元(広島県庄原市)の学校で“遠足の行先”といったらココだろう「七塚原高原」。あ、地元では単純に「七塚」って呼んでたりするけどね。そこのポプラ並木とサイロを、ワイコン装着による「21ミリ相当」の超広角域で写し込んでみた。
◆リコー GRデジタルIII+GW-2 21ミリ相当で撮影 絞り優先オート F4 1/143秒 WB:屋外 ISO64 3648×2736ピクセル JPEG(※RAW現像)
…で、コレは同じ位置からカメラ単体の「28ミリ相当」で写したもの。ん〜、このワイド感の違いは大きいねぇ。
◆リコー GRデジタルIII 28ミリ相当で撮影 絞り優先オート F4 1/410秒 WB:屋外 ISO64 3648×2736ピクセル JPEG(※RAW現像)
カメラ、レンズのリング、ワイコン…。撮影してる時はイイけど、こうやってバラすと、けっこう鬱陶しい(苦笑)。ちなみに、ワイコンに装着する(被せる)ラバー製フードは、完全には外さずに、こうやってずらして収納するね、ボクの場合は。
付属のポーチ。かなりブカブカだけど「ワイコン+アダプター」の組み合わせで収納するには重宝する。
一眼カメラ用の交換レンズでは、21ミリ相当よりも広い画角をカバーするズームレンズは、いろんなメーカーから発売されている。当然、ボクも持っている。
…でも、ズームレンズと単焦点レンズとでは、撮影に臨む姿勢というか“心構え”が変わってくると思う。単焦点レンズの方が「超広角の視点で撮るんだ!」という意識が、より強くなる気がするんだよね。
まあ、気の持ち方もあるだろうけど、現在はズームレンズに慣れきっているだけに、な〜んとなく新鮮でワクワクする感情が湧いてくるんだよね、こういった組み合わせは。
サイロ全体を撮る…というより“サイロのある空間を写し込む”って感じかな、超広角の画角だと。
◆リコー GRデジタルIII+GW-2 21ミリ相当で撮影 絞り優先オート F3.5 1/125秒 -0.3補正 WB:屋外 ISO64 3648×2736ピクセル JPEG(※RAW現像)
珍しく朝早く(6時前)に起きる。「早起きは三文の得」。そう感じさせてくれる爽やかな光景が見られた。
◆リコー GRデジタルIII+GW-2 21ミリ相当で撮影 マニュアル F4 1/320秒 WB:屋外 ISO64 3648×2736ピクセル JPEG(※RAW現像)
今夏も我が家の庭を彩ってくれた、ノウゼンカズラの花。朝日を浴びて、とても嬉しそう。
◆リコー GRデジタルIII+GW-2 21ミリ相当で撮影 絞り優先オート F4 1/540秒 -1補正 WB:屋外 ISO64 3648×2736ピクセル JPEG(※RAW現像)
今日も暑いけど、青空を行く雲の様子は、どこか秋の訪れを予感させる…。
◆リコー GRデジタルIII+GW-2 21ミリ相当で撮影 絞り優先オート F4.5 1/930秒 -0.3補正 WB:屋外 ISO64 3648×2736ピクセル JPEG(※RAW現像)