岡嶋和幸さんの写真プリントガイドブック『プリントすると写真が上手くなる』が発売された。
モニターは目に鮮やかに映るため、細部の粗を見落としがちで、写真が一段も二段も良く見える。写真が持つ階調の美しさや色の風合いは、プリントにしないと現れてこないと岡嶋さんは語る。
モニターだけで写真をチェックしていると、そうした深い写真表現の追求は難しい。それがこの表題の理由の一つ。スマホでも写真を撮る人は、まず手軽にスマホプリントを試すことを奨めている。スマホとカメラの表現領域の違いがわかり、一つの評価基準ができると。試す価値はありそうだ。
岡嶋和幸『プリントすると写真が上手くなる』
A4判変型・128ページ
本体 2,000円(税別)
2019年10月31日発売
インプレス
〈文〉市井康延