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iPhoneともバッチリ連携! SNS時代のママ一眼「EOS Kiss X80」

EOSシリーズのエントリーモデル「Kiss X70」がおよそ2年ぶりにモデルチェンジ。スマホやタブレットとの連携機能をさらに強化し、リモート撮影やSNSへのアップロードがより手軽にできるようになった。
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キヤノンEOS Kiss X80
4月14日発売
参考価格4万9460円(ボディ)

SNS時代の需要に応えたEOSシリーズの末っ子

Kissシリーズで上位にあたるX8iと同様、X80もWi–FiとNFCに対応。とりわけAndroidのスマホやタブレットでは、連携がよりスムーズになった。Wi–Fiでリモート撮影や画像の転送を試してみたが、ほとんど遅延がなく快適だ。

撮像素子には1800万画素CMOSセンサーを採用。常用ISO100~6400という点はX70と変わらないが、映像エンジンが「DIGIC4+」にバージョンアップしている。さらに背面液晶は3型92万ドットと、X70より解像度が倍増。高精細で日中の屋外でもくっきりと見やすかった。また以前のKissシリーズはシャッターの感触がどこかもっさりしていたが、X80はとても軽快にシャキシャキとシャッターが切れるのも特徴だ。

オートからマニュアルまで多彩な撮影モードを搭載

さまざまなシーンモードをモードダイヤルから直接選択できる。もちろんマニュアルや絞り優先AE、シャッター速度優先AE など自分の意思を反映するモードも選択可能だ。
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NFC対応でAndroidとの親和性が高まったが、もちろんiPhoneとも簡単に接続。キヤノンが配布しているアプリ「Camera Connect」でリモード撮影や画像の転送ができる。
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素早く被写体をとらえる9点AFセンサーを採用

AF測距点は中央にクロスセンサーを採用した9 点。上位機種に比べると少ない印象を受けるが、激しいスポーツを撮るのでなければ十分で、むしろ被写体にポイントを合わせやすい。

一眼レフならではの高画質スナップが楽しめる
夕暮れ時でISO1600に設定して撮影したが、しっかりとディテールが再現されている。エントリー機+キットレンズでも、やはりスマホのカメラとは段違いの描写力だ。

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EF-S18~55ミリF3.5-5.6 IS Ⅱ 絞り優先AE F4 1/80 秒 ISO1600 WB:オート

【SPEC】
撮像素子:有効約1800万画素CMOSセンサー
映像エンジン:DIGIC4+
ファインダー:視野率約95%・倍率約0.8倍
液晶モニター:3.0型約92万ドット
AF(オートフォーカス):9点(中央F5.6対応・クロス測距)
ISO感度:ISO100~6400(拡張ISO12800相当)
シャッター:1/4000~30秒・バルブ
連写:最高約3.0コマ/秒
サイズ:W129×H101.3×D77.6mm
質量:約485g(バッテリー、記録メディア含む)

写真・解説/鹿野貴司