オリンパスプラザ東京と大阪では、「OM-D E-M1 Mark III」(2020年2月28日発売予定)の発売に先駆け、 同機の魅力や機能を紹介するトークイベント「OM-D E-M1 Mark IIIデビュー特別企画 新製品体験ウィーク」をオリンパスプラザ東京/大阪にて2020年2月14日(金)から開催中。登壇するのは写真家やオリンパススタッフで、すべてのトークイベントは観覧無料・予約不要となっている(混雑時は立ち見となる場合がある)。本稿では、OM-D E-M1 Mark IIIのタッチ&トライを交えつつ、イベントの様子をリポートする。
発売前の 「OM-D E-M1 Mark III」を体験し放題
トークイベントの会場となっているオリンパスプラザ東京/大阪では、発売前の「OM-D E-M1 Mark III」「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」が先行展示されているので、実際にOM-D E-M1 Mark IIIの操作感や新機能を確かめることができる。今回も取材の合間に操作感や使用感を好きなだけ試すことができた。
OM-D E-M1 Mark IIIのボディのサイズや重さは現行機OM-D E-M1 Mark IIとほとんど変わらない。ただし、ボディ背面の操作系はマルチセレクターが設けられたり、MENUボタンの位置が変わったりと大きく変化している。MENUボタンは、ボディ左上の位置に配置されている。
モードダイヤルには「B」が設けられ「バルブ」、「ライブコンポジット」(比較明合成) 、「ライブバルブ」、「ライブタイム」などの設定がよりスムーズに行えるようになっている。カスタムモードはC1-C4の4つまで設定可能。
ユニークな新機能として、天体撮影時に高精度AFが可能な「星空AF」を搭載。設定はAFモードを切り替えるだけだ。室内なので実際に機能を試すことができなかったことだけが残念。デフォルト設定は「速度優先」で、条件次第では手持ちでも撮影可能だ。三脚使用時には「精度優先」に切り替える。
上下に配置され、記録メディアが取り出しやすいダブルSDカードスロットが採用されている。OM-D E-M1 Mark IIIではデータ書き込み中でも設定を変更したり、画像を再生したりすることが可能だ。
3月下旬発売予定の「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」の姿もあった。コンパクトなサイズも魅力だが、手に持ってみると驚くほどの軽さだ。
今回は2月15日(土)にオリンパスプラザ東京で行われた「OM-D E-M1 Mark IIIデビュー特別企画 新製品体験ウィーク」を取材したのだが、トークイベントの合間にはさなざまなレンズを装着した10台の「OM-D E-M1 Mark III」をタッチ アンド トライすることができた。また、SDメモリーカードを持参していれば、撮影した画像データを持ち帰ることもできた。
どこが新しくなったのか、新機能をわかりやすく解説
筆者が訪れた2月15日(土)の最初のステージ(12:00-12:40)は、「オリンパス開発者が語る OM-Dの進化」。進化した「顔優先/瞳優先AF」、高画質で撮影できる「5000万画素手持ちハイレゾショット」、そして星にピントが合わせやすくなった新開発の「星空AF」、OM-D E-M1 Xにも搭載されている「ライブND」 などの新機能が紹介された。会場には熱心なオリンパスユーザーが集まり、50席ほどが用意されていた席はあっという間に埋まり、立ち見が出るほどの盛況ぶりだった。
1時間弱の休憩のあと、清水哲朗さんが登壇し、「清水哲朗によるファーストインプレッション」(13:30-14:10)がスタート。モンゴル取材から戻ったばかりの清水さんによる「手持ちハイレゾショット」、「星空AF」の機能を使った作品解説が行われた。
最後のステージ(15:00-15:40)は、桃井一至さんによる『桃井一至が検証!進化した「瞳AF」の実力』。「顔優先/瞳優先AF」の機能にスポットを当て、「OM-D E-M1 Mark III」と現行機の「OM-D E-M1 Mark II」の「顔優先/瞳優先AF」を比較して見せつつ、その性能アップをわかりやすく紹介するといった内容だった。
今後、オリンパスプラザ東京では2月22日(土)と23日(日)、オリンパスプラザ大阪では2月22日(土)に「オリンパス社員によるOM-Dトーク」が開催される予定。イベントの詳細はオリンパスの公式サイトに掲載されている。