ライカカメラは、シルバーアルマイト仕上げの「ライカ アポ・ズミクロン M f2/75mm ASPH.」、オリーブグリーンを採用した特別限定レンズ「ライカ ズミクロン M f2/28mm ASPH.サファリ」と「ライカ アポ・ズミクロン M f2/90mm ASPH.サファリ」を2020年3月に発売し、ライカMレンズのラインナップを拡充する。いずれも光学性能と主な仕様は通常モデルと変わらない。価格は3本とも未定。
「ライカ アポ・ズミクロン M f2/75mm ASPH.」は、Mレンズの中でも優れた性能を誇る中望遠レンズ。シルバーアルマイト仕上げは従来のブラックとは異なり、距離目盛のフィートの数字と焦点距離は赤で、その他の数字とラインは黒で刻印されている。
「ライカ ズミクロン M f2/28mm ASPH.サファリ」と「ライカ アポ・ズミクロン M f2/90mm ASPH.サファリ」は、本体カラーにオリーブグリーンペイント仕上げを施した特別限定モデル。耐摩耗性に優れたオリーブグリーンペイント仕上げのモデルは、1977年に初の一般ユーザー向けカメラ「ライカ R3 サファリ」が発売されて以来、いくつものモデルが登場。ライカの長い伝統においても象徴的な存在で、コレクターやファンの間で非常に人気が高いアイテムとなっている。
オリーブグリーン仕上げの「ライカ ズミクロン M f2/28mm ASPH.サファリ」と「ライカ アポ・ズミクロン M f2/90mm ASPH.サファリ」は、いずれも距離目盛のフィートの数字と焦点距離は赤で、その他の数字とラインは白で刻印されており、本体カラーのオリーブグリーンと美しいコントラストを生み出している。2019年に発売されたオリーブグリーン仕上げの特別限定モデル「ライカ M10-P サファリ」にもマッチするレンズだ。
「ライカ ズミクロン M f2/28mm ASPH.サファリ」は世界で500本、「ライカ アポ・ズミクロン M f2/90mm ASPH. サファリ」は250本の限定発売となっている。
〈文〉柴田 誠