富士フイルムが、簡単にフォトブックを編集・注文できるサービス「Year Album (イヤーアルバム)」のスマートフォン向けアプリを大幅にリニューアルし、2020年4月1日に提供を開始した。パソコン向けアプリのリニューアルは、2020年6月上旬予定。
「Year Album」は、良い画像を自動選択・レイアウトする機能やAI技術を用いて、テーマに合わせたフォトブックが簡単に作成できるサービス。今回のリニューアルは、フォトブック作成者の約7割を占める子育て中のママたちから寄せられた「画像選びやデザインにはこだわりたいが、短時間で好みのフォトブックを作りたい」というニーズに応えたものだ。
■より自分好みにできる「パーソナライズ機能」
富士フイルム独自の画像解析技術「イメージオーガナイザー」をさらに進化させ、新開発の「パーソナライズ機能」を搭載。よりユーザーの趣味嗜好に合ったフォトブックが短時間で作成可能になった。
フォトブック作成時にユーザーが選択した画像やレイアウトの傾向を分析。次回の作成時は、その傾向を踏まえた画像選択・レイアウトが自動で提示される。作成・注文の回数を重ねると精度が向上し、時間の短縮や編集作業の負担を軽減することができる。
■こだわりも時短も両方かなえる「自分で選ぶ&残りはおまかせ機能」
ユーザーがフォトブックに必ず入れたい画像をあらかじめ指定し、残りの画像とレイアウトの選択は自動化を選べる「自分で選ぶ&残りはおまかせ機能」も新たに搭載。画像選択にこだわりながらも、短時間で仕上げることができる。従来の全画像の自動選択「すべておまかせ」、および「すべての画像を自分で選ぶ」も可能だ。
■2台のスマホからもPCからも編集OKの「マルチデバイス編集」
複数のデバイスからアクセス可能な「マルチデバイス編集」も2020年6月上旬に導入予定。ママがスマートフォンで作成したフォトブックに、パパのスマートフォンやパソコンなどに保管されている画像を追加するといったことができる。また、通勤時間や家事・育児の合間は手軽なスマートフォンで作業し、仕上がりイメージの確認はパソコンから行うなど、状況に応じた作成作業が可能になる。
■表紙やスタンプのデザインも追加
お気に入りの1枚を大きな画像で配置できる表紙テンプレートが5種類追加され、全14種類からの選択が可能。また、子どものイベントや成長記録に最適なスタンプのデザインも拡充され、合計600種類以上となった。さらに、画像やアルバムが見やすく、スマートフォンでの片手操作がしやすいボタン配置になったほか、画像収納数も増加した。
富士フイルム Year Album 概要
製本 ハードカバー
サイズ A5相当サイズ (205×145mm)、A4相当サイズ (287×203mm)
ページ数 16~48ページ (2ページ刻み)
出力 印画紙 (写真)
表紙加工 マットラミネート
背表紙幅 11mm/15mm (40~48ページ)
価格例 (税込)
- 16ページ A5サイズ 3,122円 (必要画像数 約70枚 / 最大112枚)
- 16ページ A4サイズ 5,280円 (必要画像数 約70枚 / 最大112枚)
- 24ページ A5サイズ 3,874円 (必要画像数 約110枚 / 最大176枚)
- 24ページ A4サイズ 6,600円 (必要画像数 約110枚 / 最大176枚)
- 32ページ A5サイズ 4,626円 (必要画像数 約150枚 / 最大240枚)
- 32ページ A4サイズ 7,920円 (必要画像数 約150枚 / 最大240枚)
- 40ページ A5サイズ 5,378円 (必要画像数 約190枚 / 最大304枚)
- 40ページ A4サイズ 9,240円 (必要画像数 約190枚 / 最大304枚)
- 48ページ A5サイズ 6,130円 (必要画像数 約230枚 / 最大368枚)
- 48ページ A4サイズ 10,560円 (必要画像数 約230枚 / 最大368枚)
〈文〉佐藤陽子