ヴァイテックイメージングは、スマートフォンでの撮影にも対応する軽量・コンパクトなトラベル三脚・一脚の新シリーズ「マンフロット Element MII (エレメント ミー) シリーズ」を2020年5月15日から順次発売する。「Element MII」の名称は、”Made In Italy”の頭文字に由来するもので、イタリア製ならではの優れた品質と斬新でスタイリッシュなデザインが特徴。また、マンフロットならではの数々の機能と特長を備えている。
Element MIIシリーズ 共通の特徴
「Element MIIシリーズ」は、「Element MII 三脚キット」「Element MII モバイルキット」「Element MII モバイルBTキット」「Element MII 一脚」の4つのファミリーで構成されている。
■雲台
三脚キットに採用されているアルミニウム製のボール雲台は、動きがスムーズで、快適にフレーミングを行うことができる。大型ノブをボール用、小型ノブを360°パン用に割り当てたデュアルロックデザイン方式により、しっかりとボールをロックすることが可能となっている。
■プレート
付属の「200PL-PROライトプレート」は新たに開発されてもので、頑丈で軽量なテクノポリマー製となっており、アルカスイスとマンフロットRC2の両方に互換性がある。プレート面にはラバーインサートを備えており、確実にカメラをグリップするようになっている。
■素早いセッティングが可能
三脚の開脚角度セレクターにより、素早く正確に開脚してカメラポジションを変更することができるほか、ラピッドレッグオープニングシステムや新ツイストロック機構など、素早くセッティングを完了して撮影に臨むための機能が備えられている。三脚のスパイダーにはアルミニウムが採用され、高い安定性と信頼性を誇るものとなっている。
Manfrotto Element MII 三脚キット
「Element MII三脚キット」は、一眼レフ、ミラーレス、コンパクトカメラ用に設計された、軽量なアルミニウム三脚。コンパクトでありながら十分な強度を備えている。4段式の脚にはツイストロック機構を備え、直感的な操作で2段階の角度に開脚できるセレクター、グリップ力に優れたラバー石突などの機能を装備する。最大耐荷重は8kg。カラーは、ブルー (2020年7月上旬発売) 、レッド (2020年6月中旬発売) 、ブラック (2020年5月15日発売) の3色をラインナップする。希望小売価格は19,890円 (税別) 。
Manfrotto Element MII モバイルキット
「Element MII モバイルキット」は、カメラとスマートフォンの両方で撮影を楽しむための三脚雲台キット。脚チューブには高性能カーボンファイバーを採用する。「Element MII 三脚キット」と同等の機能に加えて、マンフロットのスマートフォン用三脚アダプター「MCLAMP」を付属する。自重は1.35kgで、最大耐荷重は8kg。2020年7月上旬発売。希望小売価格は30,690円 (税別) 。
Manfrotto Element MII モバイルBTキット
「Element MIIモバイルキット」に、スマートフォン用のBluetoothリモコンが付属した「Element MIIモバイルBTキット」。Bluetooth認証を取得したシングルボタン式のリモコンを使えば、アプリを介することなくスマートフォンのシャッターを制御することができる。27.5mまでの離れた距離から使用可能。三脚はカーボンファイバー製 (2020年7月中旬発売) 、アルミニウム製ブラック (2020年5月15日発売) 、アルミニウム製レッド (2020年6月中旬発売) の3モデルをラインナップする。いずれも4段式で、最大耐荷重は8kgとなっている。希望小売価格はアルミニウム製が23,300円、カーボン製は32,390円 (いずれも税別) 。
Manfrotto Element MII 一脚
「Element MII一脚」も一眼レフ、ミラーレス、コンパクトカメラ、スマートフォンでの撮影を想定して開発されており、5段式の脚のロック・解除にはツイストロック機構を装備する。また、持ち運びを容易にするラバーグリップとリストストラップを装備する。最大伸長は159cmで縮長は43cm。自重0.5kg、最大耐荷重は15kg。カラーはレッドとブラックの2色をラインナップする。いずれも2020年7月中旬発売。希望小売価格は9,980円 (税別) 。
〈文〉柴田 誠