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日本近代洋画の先駆者がカメラで描いた写真集『児島虎次郎 もうひとつの眼』

洋画家・児島虎次郎氏の写真表現に焦点を当てた『児島虎次郎 もうひとつの眼』が発売された。

 

児島虎次郎 もうひとつの眼

 

日本近代洋画の黎明期に印象派の先駆者として活躍した児島虎次郎氏。進取の気質で写真術にも親しんでおり、留学先のヨーロッパ各地やエジプトへの訪問時には撮影を行っていた。

本書には、20世紀初頭に記録されたそれらの写真群を収録。カメラを通した“もうひとつの眼”によって、各地の風物や交流を深めた人々が捉えられている。1世紀の歳月を経た現在、資料としても貴重な1冊。

 

児島虎次郎 もうひとつの眼
高梁市成羽美術館 編
250×186mm・160ページ
本体 2,500円(税別)
2020年3月30日発売
クレヴィス

 

 

〈文〉鬼沢幸江