タムロンが、フルサイズ対応のデジタル一眼レフカメラ用等倍マクロレンズ「SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 USD」(Model F017) ソニー用を2016年8月25日に発売する。希望小売価格は90,000円（税別）。
2012年に発売された「SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD」(Model F004) のリニューアルモデルで、キヤノン用とニコン用も発売中。なお、キヤノン用とニコン用の製品名は「SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD」(Model F017)。ソニー製デジタル一眼レフカメラがボディ内手ブレ補正機構を搭載しているため、ソニー用は手ブレ補正機構VCを搭載していない。ソニー用の製品名はVC表記のない「SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 USD」となっている。
■光学性能
従来モデルの光学設計を継承し、特殊硝材LD（Low Dispersion＝異常低分散）レンズ1枚と、LDレンズよりさらに補正能力が高いXLD（eXtra Low Dispersion）レンズ2枚を採用。色収差をはじめとする諸収差を良好に補正する。コーティングは、従来はeBAND（Extended Bandwidth ＆ Angular-Dependency）コーティングのみだったが、BBAR（Broad-Band Anti-Reflection）コーティングも組み合わせることで反射防止性能を飛躍的に向上させた。フレアやゴーストの発生を大幅に抑制し、クリアでヌケのよい画質が得られる。
■AF性能
リング型超音波モーターUSD（Ultrasonic Silent Drive）の制御ソフトを見直すことで、AF時の合焦速度と精度を向上させた。マクロ撮影時に起こりやすい体の前後ブレによるピントのズレにも素早く対応する。
■防塵防滴構造
スイッチ部やフォーカスリングとレンズ鏡筒との境界にシーリングを施した防塵防滴構造を採用。従来の簡易防滴構造よりも高レベルで水滴やホコリの侵入を防止できるようになった。最前面のレンズにも、撥水・撥油・防汚コーティングを施している。
■デザイン
新SPシリーズのデザインコンセプトに基づき、外観を刷新。新SPシリーズの特徴であるルミナスゴールドのブランドリングに加え、表示窓を大きく、スイッチの形状を変更し、指がかかりやすい有機的なフォルムを採用している。
TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 USD 主な仕様
モデル名 Model F017
マウント ソニーAマウント
焦点距離 90mm
レンズ構成 11群14枚
画角（対角） 27°2’（35mm判フルサイズ一眼レフカメラ使用時）／ 17°37’（APS-Cサイズ相当デジタル一眼レフカメラ使用時）
絞り羽根枚数 9枚（円形絞り）
開放絞り F2.8
最小絞り F32
最短撮影距離 0.3ｍ
最大撮影倍率 1：1
フィルター径 φ62mm
サイズ（最大径×全長） φ79×116.6mm
質量 585ｇ
付属品 丸型フード、レンズキャップ