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高性能とコンパクトさを両立、歪みが極めて少ない超広角シネレンズ「LAOWA 12mm T2.9 Zero-D Cine」

サイトロンジャパンは、LAOWA (ラオワ) のシネレンズ「LAOWA 12mm T2.9 Zero-D Cine」を2020年6月15日に発売した。価格はオープンで、参考価格は約20万円。PLマウント、EFマウント、Eマウントの3マウントをラインナップする。

LAOWA 12mm T2.9 Zero-D Cine

「LAOWA 12mm T2.9 Zero-D Cine」は、フルサイズに対応したコンパクトなシネレンズ。2枚の非球面レンズと3枚のED (特殊低分散) レンズを採用し、無限遠から近距離までほぼディストーションゼロの性能を実現。色収差は極めて小さく補正されている。距離変化にって生じる歪みを解決するために、メインフォーカス群と補助フォーカス群を採用してフォーカス調整を行う機構を採用する。

レンズ構成は10群16枚で、低反射多層膜コートが全てのレンズ面に施されており、ゴーストやフレアの発生が抑えられている。最短合焦距離は18cmで、7枚の絞り羽根を採用する。114mmアダプターリングとマットボックスに対応しているが、フィルタースレッドがないため、フィルターを直接装着することはできない。

LAOWA 12mm T2.9 Zero-D Cine 主な仕様

マウント PL、EF、E
フォーマット フルフレーム
焦点距離 12mm
絞り (T値) T2.9〜T22
レンズ構成 10群16枚
画角 121°
絞り羽根枚数 7枚
最短合焦距離 18cm
イメージサークル φ43.3mm
対物直径 102mm (114mmアダプターリングおよびマットボックスに対応)
サイズ (最大径×長さ) φ102×87mm (マウントにより異なる)
質量 約675g (マウントにより異なる)

 

 

〈文〉柴田 誠