機材レポート

バリアングル液晶はなくなったが、軽快さや充実機能が魅力的!『キヤノン パワーショット G15』

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現在の高級コンパクト(ボクは「高性能コンパクト」という呼び方の方が適切だと思うけど)のカテゴリーの中でも、キヤノンのパワーショットGシリーズは、2000年代に入って間もない“デジカメ時代の夜明け”の頃から作り続けられている、お馴染みのシリーズである。2000年のG1からスタートして、もう「15」まで来ちゃったからねぇ(4、8、13、14、は飛ばしてるけど)。

で、現在の『キヤノン パワーショット G15』は、これまでのGシリーズのウリのひとつであった「バリアングル液晶」を廃止して、「F1.8-2.8」とズーム全域で大口径化された28-140ミリ相当の光学5倍ズームを搭載。なお、バリアングル液晶を廃止する一方、実像式光学ビューファインダーは残されている(電子式ビューファインダーだったら最高なんだけど)。個人的には、このあたりの優先順位に疑問も感じるが、バリアングル液晶の廃止によって、コンパクトで軽快なモデルになっているのは好感が持てる。

いずれにせよ、従来モデルよりも大幅に大口径化されたのは素直にウレシイね(従来モデル:パワーショット G12・28-140ミリ相当F2.8-4.5)。また、泣き所だったAFスピードも高速化され、液晶モニターも大型&高画素化されている。あと、個人的には露出補正ダイヤルが左手側から右手側に移動しているのも歓迎! …と、今回のパワーショット G15は、けっこう満足度の高い仕様になっている。

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◆キヤノン パワーショット G15 140ミリ相当で撮影 絞り優先オート F2.8 1/250秒 -0.3補正 WB:オート ISO125 JPEG

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◆キヤノン パワーショット G15 28ミリ相当で撮影 プログラムオート F2.8 1/640秒 -0.7補正 WB:オート ISO80 JPEG

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◆キヤノン パワーショット G15 54ミリ相当で撮影 絞り優先オート F2.2 1/125秒 WB:オート ISO100 JPEG

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◆キヤノン パワーショット G15 28ミリ相当で撮影 絞り優先オート F1.8 1/60秒 -0.3補正 WB:オート ISO160 JPEG

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◆キヤノン パワーショット G15 28ミリ相当で撮影 プログラムオート F5 1/2000秒 -1補正 WB:オート ISO80 JPEG