富士フイルムは、スクエアフォーマットのフィルムに対応したインスタントカメラ “チェキ”「instax SQUARE SQ1」を2020年11月6日に発売する。デザインも操作性もシンプルさを追求したエントリーモデルだ。カラーはチョークホワイト、テラコッタオレンジ。グレイシャーブルーの3色で、価格はオープン。
「instax SQUARE SQ1」は、画面サイズ62×62mmのチェキフィルムに撮影できるインスタントカメラ。スクエアフォーマットは、一般的なチェキフィルムのサイズとして知られているミニフォーマットに比べて撮影範囲が広く、複数人でのグループショットや風景写真の撮影にも適している。また、背景やその場の雰囲気まで写し出すことができることから、国や世代を超えて非常に人気のあるフォーマットとなっている。
「instax SQUARE SQ1」は操作性のシンプルさにもこだわり、レンズ部を回して電源を入れ、カメラを構えてシャッターボタンを押すだけの簡単操作で撮影が可能。カメラが自動で周囲の明るさを感知し、撮影シーンに合わせて最適なシャッタースピードや、フラッシュ光量を調整する「オート露光機能」を搭載する。
■オート露光機能
室内や暗い場所でも、被写体と背景が適切な明るさに調整されたきれいな写真が撮影でき、高品質なチェキプリントが得られる。
■セルフィーモード
電源を入れた後にレンズ部をさらに一段回すだけで、セルフィーや接写の撮影に最適な「セルフィーモード」に設定が切り替わる。接写レンズなどの取り付けが不要のため、手軽にセルフィーを楽しむことができる。
■デザイン
使いやすく、飽きのこないシンプルなデザインを追求した。丸みを持たせたグリップは、握りやすさだけではなくデザインのポイントにもなっている。グリップ背面に取り付け可能な「グリップパーツ」を同梱。凹凸のある形状で、ゴム製の滑りにくいパーツを取り付けることで、より握りやすく、カメラを安定させて撮影することができる。
関連製品
ボディカラーに合わせたカメラケース、スクエアフォーマットフィルム「RAINBOW」「MONOCHROME」も同日発売となる。
■ショルダーストラップ付きカメラケース
本体色に合わせたカメラケース。明るい色でファッションアイテムとしても映える「テラコッタオレンジ」、透明感のある「グレイシャーブルー」、どんなスタイルにもなじみやすい「チョークホワイト」の3色をラインナップする。いずれもオープン価格。
■スクエアフォーマットフィルム RAINBOW (レインボー)
ミニフォーマットの絵柄入りフレームタイプとして人気のデザイン。フィルムのフレーム部分がグラデーションになっており、多彩な色合いを楽しむことができる。スクエアフォーマットに対応したすべての「instax SQUARE」シリーズで使用可能。オープン価格。
■スクエアフォーマットフィルム MONOCHROME (モノクローム)
ノスタルジックな雰囲気のモノクロプリント写真を撮影できるスクエアフォーマットのモノクロフイルム。スクエアフォーマットに対応したすべての「instax SQUARE」シリーズで使用可能。1パック10枚入り。オープン価格。
広瀬すずさんの“ひとり”新製品発表会を動画で公開
広瀬すずさんによる富士フイルム「instax“チェキ”広瀬すず“ひとり”新製品発表会」の動画を特設WEBサイトで公開中。広瀬すずさんが一人で4役を演じながら、「SQ1」やスクエアフォーマットの魅力を紹介している。また、撮影の舞台裏を映したメイキング動画もあわせて公開中だ。
FUJIFILM instax SQUARE SQ1 主な仕様
カラー テラコッタオレンジ、グレイシャーブルー、チョークホワイト
使用フィルム 富士フイルム インスタントフィルム instax SQUARE (別売)
レンズ 2群2枚 f=65.75mm 1:12.6
ファインダー 逆ガリレオ式ファインダー 0.4倍 ターゲットマーク付き
撮影距離 0.3m~∞ (0.3~0.5mではセルフィーモードを使用)
シャッター プログラム式電子シャッター 1/2秒~1/400秒
露光調整 自動調節 LV5.0~15.5 (ISO 800)
フィルム送り出し 電動式
フィルム現像時間 約90秒 (気温によって変動)
フラッシュ 常時発光フラッシュ (自動調光) 充電時間7.5秒以下 (新品電池使用時) 撮影距離0.3~2.2m
電源 リチウム電池 (CR2) 2本 (撮影可能パック数 約30パック)
サイズ 130.7×118.6×57.5mm
質量 390g (電池、ストラップ、フィルムを除く)
その他 フィルムカウンター、フィルムパック確認窓つき
付属品 リチウム電池 (CR2) 2本、ハンドストラップ、グリップパーツ 1個
〈文〉柴田 誠