2020年11月18日から2021年2月26日まで開催中のメディア総合イベント「Inter BEE 2020 ONLINE」。初のオンライン開催となる音と映像と通信のプロフェッショナル向け展示会だ。オンライン会場から、注目のアイテムやユニークな製品をピックアップして紹介する。
なお、ライブイベント期間が終了したので、一部のオンラインセミナーなどは視聴できないが、「Inter BEE 2020 ONLINE」に会員登録をすれば、会期中は誰でも閲覧・視聴することができる。
【ソニー】αの技術を取り入れ、小型・軽量ボディで高い機動力を備えたCinema Lineカメラ「FX6」
Cinema Lineカメラ「FX6」は、デジタル一眼カメラαの技術を融合してシネマの映像表現を実現したコンパクトな映像制作用カメラ。有効約1026万画素の裏面照射型フルサイズCMOSイメージセンサーを搭載し、フルサイズ全画素読み出しで4K 120p、HD 240pに対応。拡張ISO感度最高409600の高感度性能を誇る。2020年12月11日発売予定。
ソニーEマウントを採用しており、「G Master」レンズをはじめ、多彩なレンズを使用できる。ファストハイブリットAFに対応するほか、627点の像面位相差検出AF (カバー率約89%)、顔検出/リアルタイム瞳AF対応 (S&Q撮影時含む) など、高速・高精度なオートフォーカスも実現する。また、フルサイズ対応の電子式可変NDフィルターを搭載し、被写界深度を保ったまま1/4NDから1/128NDまで光量をシームレスに調整可能となっている。
ボディは、マグネシウム合金を採用した筐体により、高い耐久性を実現しながら小型・軽量を実現した。液晶やハンドルなどは取り外すことができ、自由自在な組み合わせが可能となっている。
LCDをタッチしてフォーカス位置を設定できるフォーカスタッチコントロールが可能となっている。防塵・防滴に配慮した設計になっており、放熱構造・静音冷却ファンを採用する。出力インターフェースも多彩だ。CFexpress TypeAとSDメモリーカードに対応するデュアルスロットを搭載している。
上位モデルの「FX9」もVer.2に進化。 瞳AF、RAW出力、メニュー タッチ オペレーションなどの機能を追加した。2021年リリース予定の Ver.3.0では、さらなる進化が予定されている。
※画像はすべて公式プロモーション動画より。
〈文〉柴田 誠