ニャンコヘの愛が詰まった映画『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』公開

写真家の岩合光昭さんが撮影、監督を務めるドキュメンタリー映画第2弾『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き　あるがままに、水と大地のネコ家族』が、2021年1月8日から東京・新宿ピカデリーをはじめ全国でロードショー公開される。

テーマは猫の家族愛。二つの場所に住む猫とヒトの家族の日々を、1年間にわたって綴った。一つはミャンマー・インレー湖上の高床式家屋で、もう一つは北海道の牧場である。ミャンマーは4匹、北海道は5匹の親子を中心に牛や犬たちも登場する。都会とは全く違う、厳しくも豊かな大自然の中で生きる彼らの生活ぶりにカメラが寄り添い、密着していく。

猫は挨拶をすればきちんと返事をしてくれる。撮影では猫と同じ目線になるよう、ほとんどほふく前進のような体勢でいるとコツを語っていた。岩合さんがどのように彼らと関係を深めていったか、そんな想像も膨らむ。

そして、ナレーションは大の動物好きで知られる俳優の中村倫也さんが担当する。

第1弾映画『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』は2017年に公開。その映像と感動的なストーリーは猫好きを深く癒し、涙腺を刺激した。続いて2019年には映画『ねことじいちゃん』も公開され、話題を呼んだ。写真を超えた彼の猫愛に話題は尽きない。

〈文〉市井康延