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ニコンFレンズを富士フイルムのミラーレスに装着、AFや手ブレ補正が使えるマウントアダプター「Fringer FR-FTX1」

焦点工房は、ニコンFマウントのレンズを富士フイルムXマウントのミラーレスカメラで使用できるようにする電子マウントアダプター「Fringer FR-FTX1」を2021年1月26日に発売した。小売希望価格は45,000円 (税別)。

Fringer FR-FTX1

 

「Fringer FR-NZ1」は、ニコンFマウントを富士フイルムXマウントに変換し、電子コントロールを可能にする電子接点付きのマウントアダプター。鏡筒と三脚座にマグネシウム合金を使用し、堅牢性を確保しながら軽量化を実現。USBポートも装備しており、パソコンと接続してファームウェアのアップデートを行うことができる。内面反射を抑制するため内部は植毛加工されている。

Fringer FR-FTX1
装着例。レンズ、カメラボディどちらにも調和するデザイン。

モーター内蔵CPUレンズではAE / AF撮影、モーター非内蔵CPUレンズでは絞りの電子制御が可能。また、コンティニュアスAF (AF-C) や顔検出、瞳AF、レンズ内手ブレ補正機構 (ニコン「VR」、シグマ「OS」、タムロン「VC」)、ボディ内の手ブレ補正機構 (IBIS) にも対応。撮影した画像の焦点距離、露出などのExifデータも記録される。

AFの合焦速度や精度は、カメラ本体の位相差AFセンサーの性能に依存するため、「X-Trans CMOS4センサー」「X-Trans CMOS3センサー」「X-Trans CMOS2センサー」搭載機種での使用がおすすめ。またAFモード・フォーカスエリアは像面位相差AFエリア内に設定し、「X-Trans CMOS4センサー」以外はAFモード「ワイド/トラッキング」の使用は控えるようにとのこと。

倍率色収差 (横色収差LaCA) 自動補正機能は一部モーター内蔵CPUレンズで使用可能。対応レンズはFringerのオフィシャルサイトを参照。オフィシャルサイトでは、動作確認デモも公開されているので参考に。

Fringer FR-FTX1 主な仕様

対応レンズマウント ニコンFマウント
対応カメラマウント 富士フイルムXマウント

 

 

〈文〉佐藤陽子