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貴重な実機がズラリ! デジカメの歴史を辿る特別展「デジタルカメラ 1981-2021 進化と発展の40年」

日本カメラ博物館は特別展「デジタルカメラ 1981-2021 進化と発展の40年」を開く。会期は2021年2月9日〜6月13日。

デジタルカメラ 1981-2021 進化と発展の40年
ソニー マビカ試作機 (1981年)

 

デジタルカメラの技術進化は年々加速してきた。ソニーが世界初の電子スチルビデオカメラ「マビカ試作機」を発表したのが1981年。デジタルカメラが世に知られるきっかけとなったカシオ計算機「QV-10」はそれから14年が経った1995年の発売だ。

デジタルカメラ 1981-2021 進化と発展の40年
カシオ QV-10 (1995年)

その後の25年でここまでの進化を遂げた。ケータイで撮った写真をネットで送るのは今や当たり前だが、その最初は2000年にシャープが発売したカメラ付き携帯電話「J-SH04」だ。「デジタルカメラの技術史と実物資料を系統的に保存・展示している施設は世界でもほとんどありません」と同館の山本一夫さんは言う。機種変遷が激しいが故に意外と現存するものは少なく、すでに希少になった資料が多い。

過渡期に現れた音楽プレーヤー内蔵タイプや腕時計型、またプリクラプリンターと一体化したデジカメなど、変わり種も展示予定。

主な展示予定品

  • ソニー マビカ試作機
  • キヤノン スチルビデオカメラ RC-701
  • フジックス メモリーカードカメラ DS-X
  • コダック プロフェッショナルデジタルスチルカメラ DCS100
  • カシオ QV-10
  • シャープ J-SH04
  • パナソニック LUMIX G1
  • オリンパス PEN E-P1
  • リコー THETA
  • ニコン COOLPIX P1000

日本カメラ博物館 特別展「デジタルカメラ 1981-2021 進化と発展の40年」

会期 2021年2月9日 (火) ~6月13日 (日)
会場 日本カメラ博物館
住所 東京都千代田区一番町25 JCIIビル地下1階
時間 10:00〜17:00
休館日 月曜 (祝日の場合は翌日休館)、GW期間 (4月29日~5月9日) は無休
料金 一般300円、中学生以下無料
問い合わせ 日本カメラ博物館 (TEL 03-3263-7110)

 

 

 

〈文〉市井康延