2021年6月15日〜16日にパシフィコ横浜で開催されたフォトグラファーズ&フォトビジネスフェア「PHOTONEXT (フォトネクスト) 2021」。2年ぶりに開催されたリアルイベントの会場から、気になった製品をピックアップして紹介する。常盤写真用品のブースでは、SIRUIのアナモルフィックレンズを触ることができた。
発売間近のSIRUIアナモルフィックレンズを展示、夏には75mmも登場予定
日本フォトイメージング協会のコーナーに出展していた常盤写真用品。ブースにはVILTROXのマウントアダプターがズラリと並んでいた。
注目は SIRUI (シルイ) のアナモルフィックレンズだ。「50mm f/1.8 1.33X アナモルフィックレンズ」「35mm f/1.8 1.33X アナモルフィックレンズ」に並んで、2021年6月末発売予定の「24mm f/2.8 1.33X アナモルフィックレンズ」が展示されていた。
アナモルフィックレンズとは、映画用フォーマットであるアスペクト比2.39 : 1のシネマスコープ映像を撮影するために開発されたレンズのこと。SIRUIのアナモルフィックレンズは、APS-Cフォーマットのマニュアルフォーカスレンズ。水平方向の視野を33%増加させることでシネマスコープ映像を作り出して、静止画でも映画のワンシーンのような、いつもと違った雰囲気の描写にすることができる。
「24mm f/2.8 1.33X アナモルフィックレンズ」はキヤノンEF-M、ソニーE、ニコンZ、富士フイルムX、マイクロフォーサーズの5マウントが登場する予定だ。ピントリング、絞りリングはともにクリックレスで、滑らかな操作ができる。参考価格は147,400円 (税込)。
また、展示はなかったが、ブースで配布されていたフライヤーには「75mm f/1.8 1.33X アナモルフィックレンズ」が今夏発売予定と紹介されていた。こちらも「24mm f/2.8 1.33X アナモルフィックレンズ」と同じ5マウントが発売される予定になっている。