YouTubeでも活躍するグラビア写真家・鯨井康雄さんが、日本人写真家として初めて「NFT電子写真集」を撮り下ろした。モデルは、18代目ミニスカポリス出身の早坂まりなさん。
早坂まりなさんは世界初のNFTグラドルとなった。そしてグラビアも魅力だが、興味深いのは「NFT電子写真集」だ。
NFTとはNon-Fungible Token (非代替性トークン) の略で、デジタルコンテンツに投資商品のような価値を付加する仕組み。鯨井さんの写真集は、スカイコミュニケーションズのプラットフォーム「Necostore (ネコストア)」から販売される。
販売される作品は、デジタルとはいえ全て1点ものとなり、ブロックチェーンという技術を使い、購入した人しか見ることができなくなり、ほかに提供されることもない。つまり、購入者はその作品を独り占めできるのだ。作品はNFT資産として保有してもいいし、転売も可能だ。
また、通常の写真集は高値で転売されても著作権者には印税が入らないが、NFTなら著作権者にも譲渡人にも収入が入る。これにより本来の権利者を守りつつ、多様な販売方法が可能になる。デジタル写真 (フィルムをデジタル化した作品を含む) に、デジタル資産として新たな価値を与えてくれるNFT。今後の動きに注目したい。
なお、2021年8月には、福岡大丸百貨店イベントスペースにて、鯨井さんのNFT写真展が開催される予定だ!
■NFT写真集公式販売サイト Necostore
https://www.necospoint.com
〈文〉稲葉利二