ケンコー・トキナーは、トキナーレンズの最新ロードマップを2021年7月2日に発表した。
多様な撮影ニーズに応えるべく新レンズを企画する一方で、コロナ禍にあり、半導体の供給の問題などで、製品の遅延が発生しているものもあることから、あらためて発売時期と新たな製品企画について記載されている。なお、各製品の詳細に関しては明らかになっていないので、続報を待ちたい。
■「atx-m 56mm F1.4 X」は2021年夏に発売予定
ミラーレスカメラ用交換レンズ・atx-mシリーズの「atx-m 56mm F1.4 X」(富士フイルムXマウント) の発売予定は、2021年春から2021年夏に変更された。
■ソニーEマウントのatx-mシリーズは2021年秋発売予定に
富士フイルムXマウントに続いて発売される予定になっていた「atx-m 24mm F1.4 E」「atx-m 33mm F1.4 E」「atx-m 56mm F1.4 E」の3本は、いずれも2021年秋の発売予定に変更となっている。
■新シリーズSZシリーズ登場
SZシリーズとして、超広角単焦点レンズと標準単焦点レンズの2本が2021年冬に発売予定だ。いずれのレンズもAPS-Cフォーマット対応で、ソニーEマウントと富士フイルムXマウントレンズをランナップする予定になっている。公開されているのはシルエットのみで、詳細は明らかになっていない。
トキナーレンズには、FíRIN、opera、AT-X、atx-i、atx-mの各シリーズがあるが、SZのシリーズは存在していない。単焦点に特化したレンズのようだが、どんな特徴のあるシリーズになるのだろうか。
■500mm F8レフレックスレンズも登場予定
同じくSZシリーズとして、500mm F8のレフレックスレンズ「SUPER TELE 500mm F8 Reflex MF」が2021年冬に発売予定となっている。こちらはフルサイズに対応する。ユニバーサルマウントシステムを採用しており、ニコンF / キヤノンEF / ソニーE / 富士フイルムX / マイクロフォーサーズ / ニコンZの各マウントに対応するようだ。レンズ側面の画像はあるが、詳細は未定だ。