1インチセンサーとライカ ズミクロンレンズを装備したシャープのスマートフォン「AQUOS R6」が登場。AIによるオート撮影からマニュアル設定による作品づくりまで自由自在。手軽にライカ画質を連れて歩ける。その“写真力”を実写で確かめてみた。
カメラ機能に磨きを掛けたAQUOS最上位モデル登場
スマートフォンでは最大クラスとなる、有効2020万画素 1インチCMOSセンサーを搭載したシャープ「AQUOS R6」が登場した。しかも、そのカメラ機能はドイツの名門、ライカの監修。スナップ派に嬉しい19mm相当の超広角レンズを搭載し、その写りはまさにカメラだ。
ライカの画質で高品位スナップが楽しめる
DNG形式のRAWで記録できるので、現像時にハイライトからシャドーまでの調整が容易に行なえる。スマートフォンとは思えないほど豊かな階調は、さすが1インチCMOSセンサーだ。ライカらしい重厚感のある仕上がりが得られた。
スマホのクオリティーを超えたライカ監修のカメラがスゴイ
2020万画素の1インチCMOSセンサーと、7枚構成のズミクロンレンズを搭載し、従来のスマホの常識を超えた高画質を実現した。焦点距離は19mm相当の超広角。AI超解像処理をした最大6倍までのクロップズームのほか、標準、2倍の画角についてはワンタッチで切り替えが可能だ。
作品づくりに欠かせないRAW記録に対応
RAWはDNG形式。Googleフォトなどで現像できるほか、「AQUOS R6」には「Adobe Photoshop Express」があらかじめ入っているので、PCを介さずに画像編集が楽しめる。
これ本当にスマホで撮影したの? 従来のスマホを超えた高精細画質
標準カメラ機能の「写真」は、AIが被写体を認識し、常に最適な仕上がりが得られる。そして「マニュアル写真」にすると、WBやISO感度、さらにシャッター速度なども調整できるエキスパートモードとなる。
撮影した写真を見てみると「本当にスマホ?」と疑いたくなるほど高精細。拡大しても細かい部分がしっかり解像され、階調の豊かさも従来のスマホを超えている。カメラ好きにこそ使ってもらいたいスマートフォンだ。
薄暗い清流風景を高感度で緻密に再現
橋の上から清流風景を撮影。薄暗い場所だったので、マニュアルでISO1000に設定し、さらにWBで色調を調整した。高感度でも葉の1枚1枚を解像し、ノイズも少ない。1インチCMOSセンサーとズミクロンレンズの威力を実感した。
クリアな画面で色彩を自由にコントロール
「マニュアル写真」モードでは、WBやISO感度などが任意に設定できる。シンプルで見やすく、直感的な操作が可能だ。また「Pro IGZO OLED」の画面もクリアで、快適な視認が得られる。
AQUOS R6 実写ギャラリー
シャープ AQUOS R6
発売日 2021年6月25日
参考価格 115,632円 (docomo一括払い)
カラー ブラック、ホワイト
OS Android 11
CPU Qualcomm Snapdragon 888 5G Mobile Platform (2.8GHz + 1.8GHz オクタコア)
内蔵メモリ 12GB RAM / 128GB ROM
ディスプレイ 約6.6インチ WUXGA+ (1260×2730ドット) Pro IGZO OLED
アウトカメラ 有効約2020万画素CMOS (ズミクロン19mm相当 F1.9レンズ)
インカメラ 有効約1260万画素CMOS (27mm相当 F2.3レンズ)
バッテリー容量 5000mAh (内蔵電池)
防水 / 防塵 IPX5・IPX8 / IP6X
サイズ 約 幅74×高さ162×奥行き9.5mm
質量 約207g
■シャープ「AQUOS R6」について、詳しくはこちら
https://jp.sharp/k-tai/aquos-r6/
〈文・写真〉藤井智弘
〈協力〉シャープ株式会社