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味わいのある駅の風景とエピソードが旅情を誘うフォトエッセイ『駅舎のある風景』

CAPAのスタッフでもある越信行が、フォトエッセイ『駅舎のある風景』を上梓した。全国から厳選した62駅の物語が収録されている。

越 信行『駅舎のある風景』

 

駅舎の味わいはどこから醸成されるのだろう。年輪が魅力を深めるが、古ければいいというものでもない。越は「人々が持つ特別な思い」がその風景を作り上げてきたと言う。

駅舎が最も映える時期−東長沢駅は朝焼け、青海川駅は夏の夕日、美作滝尾駅は桜のころに訪ねた。それぞれに添えられた歴史やエピソードが旅情を誘う。百年を数える10の駅舎や8つの絶景駅も魅力的だ。

 

越 信行『駅舎のある風景』

A5判・120ページ
1,430円(税込)
2021年6月28日発売
旅行読売出版社

 

〈文〉市井康延