シグマは、フルサイズミラーレスカメラに対応する中望遠レンズ「SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary」を2021年9月24日に発売する。対応マウントはLマウントとソニーEマウントの2種類で、希望小売価格は85,800円 (税込)。
高い光学性能とコンパクトさを両立させ、質感や操作感にもこだわった“プレミアムコンパクトプライム”「Iシリーズ」の中望遠レンズで、広角レンズ「24mm F3.5 DG DN | Contemporary」、標準レンズ「45mm F2.8 DG DN | Contemporary」と合わせて、Iシリーズの中でも特にコンパクトな3本がラインナップされることになる。マグネット式メタルキャップ、フードが付属する。
■光学性能
SLDガラス5枚と非球面レンズ1枚を含む10群11枚のレンズ構成。カメラ側では補正できない軸上色収差などは徹底して補正するとともに、カメラ側の光学補正機能も活用することで、描写性能の向上と小型軽量化を実現した。
最短撮影距離は50cm、最大撮影倍率は1:5で、主題を引き立てるクローズアップ撮影が可能だ。絞りは9枚羽根の円形絞りを採用。徹底したフレア、ゴーストに配慮した設計が施されている。
■コンパクトサイズ
焦点距離90mmのレンズながら、大きさは最大径φ64mm×長さ59.7mm (Lマウント) とコンパクトサイズを実現。
「24mm F3.5 DG DN | Contemporary」「45mm F2.8 DG DN | Contemporary」と組み合わせた使用も考慮されており、フィルターサイズは同じφ55mmに統一されている。最大径も同じφ64mmだ。広角・標準・中望遠の3本を合わせても質量は735g (Lマウント)。3本でさまざまな撮影シチュエーションに対応できるハイスペックでコンパクトな撮影システムを構築することができる。
■操作性
AF駆動系には静粛で高速なステッピングモーターを採用する。鏡筒にはフォーカス切替えスイッチを搭載し、フォーカスモードのAF/MF切り替えが可能だ。
レンズの全長が変化しないインナーフォーカスを採用。マウント部にゴムのシーリングを施した簡易防塵・防滴機構造となっている。レンズキャップはマグネット式メタルキャップで、Lマウント用は別売の「SIGMA USB DOCK UD-11」に対応する。
レンズ構成図Tシャツも発売
「SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary」のレンズ構成図Tシャツも、シグマ公式オンラインショップで発売される。発売日はレンズと同じ2021年9月24日。ちなみに、山木社長が着用しているシグマ60周年記念Tシャツも発売に向けて検討中とのこと。
SIGMA 90mm F2.8 DG DN | Contemporary 主な仕様
エディションナンバー C021
マウント Lマウント、ソニーEマウント
焦点距離 90mm
開放絞り F2.8
最小絞り F22
レンズ構成 10群11枚 (SLD5枚、非球面レンズ1枚)
画角 27.0°
絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
最短撮影距離 50cm
最大撮影倍率 1:5
フィルター径 φ55mm
最大径×長さ Lマウント φ64×59.7mm、Eマウント φ64×61.7mm
質量 295g
付属品 マグネット式メタルキャップ LCF55-01M、フード LH576-02