機材レポート

円周魚眼レンズを搭載した風変わりなトイカメラ『インタパノ C-01』

インタパノ C-01
ぴょこんと飛び出した魚眼レンズが可愛らしい(被せ式のレンズキャップ付属)。

インタパノ C-01
ボディ上面には、昔ながら(気泡方式)の水準器を搭載。

 先日、当ブログ担当者から「いま編集部に円周魚眼の撮影ができるカメラがあるので、ちょっと使ってみませんか?」という連絡があった。え、魚眼? しかも円周魚眼? 魚眼レンズじゃなくて魚眼カメラ? …いろいろ謎が多かったので、ちょっと使ってみることにした(笑)。

 その円周魚眼撮影ができるデジタルカメラは「株式会社インタニヤ」から販売されている『インタパノ C-01』。みなさん、ご存じ? ボクは知りませんでした(苦笑)。

ボディはオールプラスチック素材で、液晶モニターや画質関連などの設定機能はナシ。…とまあ、いわゆる「トイカメラ」ですな、コレは。とはいえ、画角183°の”まあるい魚眼写真”が撮れるのは、なかなか興味深い。

電源ボタンを押して青LEDが点灯するのを確認(※電子音あり)→屋内と屋外のどちらかのLED(オレンジ色)が点灯すると準備OK→シャッターボタンを押して撮影(※電子音あり)〜電源ボタン長押しで終了(※電子音あり)…おしまい。液晶モニターがなくて各種設定もなし…というのは、創成期のデジタルカメラを使うようで、ちょっと新鮮かも!? もちろん、撮影結果が確認できないという不安感はあるけどね。

…でも、自宅で撮影データをPCで確認したら、思った以上にちゃんと写ってた。露出補正や仕上がり設定ができないトイカメラとしては、十分な仕上がりじゃないかな、コレは(解像度は9Mピクセルと高めなので、等倍観賞だと少しキツいけど)。

ちなみに、このカメラを販売している株式会社インタニヤでは、この円周魚眼の画像から無料で「パノラマVR」を作成するサービス「Entapano F」も展開しているよ〜。

以下、作例の撮影データはExifデータを参照。

作例1(C)吉森信哉
◆インタパノ C-01 プログラムオート F3 1/500秒 WB:オート ISO100

作例2(C)吉森信哉
◆インタパノ C-01 プログラムオート F3 1/15秒 WB:オート ISO100

作例3(C)吉森信哉
このカメラで”自分撮り”…は、ちょっと無理があるか(笑)。
◆インタパノ C-01 プログラムオート F3 1/1000秒 WB:オート ISO100

作例4(C)吉森信哉
◆インタパノ C-01 プログラムオート F3 1/4000秒 WB:オート ISO100