中野耕志さんの野鳥撮影ガイドブック『野鳥写真の教科書』が発売された。
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良い野鳥写真は光線状態、背景処理、ポーズの三要素を追求したものが一つ。もう一つは、ありのままの姿を捉えたものだと中野さんは言う。撮影に大事なのは鳥へ近づくのではなく、鳥が近づいてくる場所にいることだと。
掲載写真は作画意図が明確に表現され、解説のポイントが腑に落ちる。後半は都市公園や湖沼などシーンごとの手引きを紹介。野鳥を撮りたいと思わせてくれる一冊。
中野耕志『野鳥写真の教科書』
B5判・160ページ
2,200円(税込)
2021年8月16日発売
玄光社
〈文〉市井康延