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キヤノン「EOS R5 / R6」「EOS-1D X Mark III」のAF検出性能が向上

キヤノンが、ミラーレスカメラ「EOS R5」「EOS R6」と、一眼レフカメラ「EOS-1D X Mark III」の最新ファームウェアを2021年12月2日に公開した。いずれも、AF検出性能をはじめとする機能の向上と修正が盛り込まれている。

EOS R5

 

「EOS R5」の最新ファームウェアに対応する「EOS Utility」最新版も公開された。変更内容は以下のとおり。

EOS R5 / EOS R6 ファームウエア Version 1.5.0

  1. ウインタースポーツでヘルメットやゴーグルなどを装着している人物に対する頭部検出性能を向上。
  2. [AF]タブの[検出する被写体]に[乗り物優先]を追加し、モータースポーツにおける車・バイクの検出に対応。ドライバーやライダーのヘルメットを検出する[スポット検出]も設定可能。ただし、一般の乗用車・商用車・バイクは検出できない場合がある。また、車・バイクではない被写体に対して乗り物と検出する場合もある。
  3. 瞳検出時に顔の中に陰影があるとき、前髪が目にかかっているときなどにおける検出性能を向上。
  4. 人物の胴体検出に対応。瞳や顔、頭部が隠れたり検出できなくなったときに、胴体を検出して粘り強くトラッキングを継続する。
  5. 静止画撮影時にクイック設定画面からMWB (マニュアルホワイトバランス) データの取り込みが可能に。
  6. FTP転送時にマルチコントローラーの中央押し操作で、画像を誤って転送してしまうことを防止するため、中央押し操作を廃止。
  7. 「EOS Utility」でのリモート撮影の際、カードを2枚入れたときの記録方法の設定、記録するカードの選択が可能に。
  8. [撮影画面表示設定]の[なめらかさ優先]に[フレームレート低下抑制]を追加。暗い場所でもフレームレートの低下を抑えた撮影画面表示が可能になる。
  9. 「FTPサーバー」>「パッシブモード」の初期値を「使う」に変更。
  10. FTP転送時の動作安定性を改善。
  11. 一部のIS非搭載EFレンズを使用した際のボディ内手ブレ補正の制御を最適化。
  12. Canon Logでの動画記録において、明るい被写体のエッジ部周辺にノイズが発生することがある現象を修正。

■「EOS R5」のみ

ファームウェアのダウンロードはこちらから。
→ EOS R5→ EOS R6

EOS-1D X Mark III ファームウエア Version 1.6.0

  1. ウインタースポーツでヘルメットやゴーグルなどを装着している人物に対する頭部検出性能を向上。
  2. FTP転送時にマルチコントローラーの中央押し操作で、画像を誤って転送してしまうことを防止するため、中央押し操作を廃止。
  3. プロテクト / 音声メモボタンに「レーティング機能」を割り当てた際に、長押しで「音声メモ」が記録可能に。
  4. 「EOS Utility」や「Browser Remote」でのリモート撮影の際、カードを2枚入れたときの記録方法の設定、記録するカードの選択が可能に。
  5. 「接続オプション設定」>「FTP転送の設定」>「節電機能」の初期値を「使わない」に変更。
  6. 「FTPサーバー」>「パッシブモード」の初期値を「使う」に変更。
  7. FTP転送時の動作安定性を改善。
  8. 「Canon Log」での動画記録において、明るい被写体のエッジ部周辺にノイズが発生することがある現象を修正。

ファームウェアのダウンロードはこちらから。

EOS Utility 3.14.30

「EOS R5」のファームウエア Ver. 1.5.0以降に対応。

ダウンロードはこちらから。
→ for Windows→ for macOS