写真家・小浪次郎の新作写真展「黄色い太陽-Burning Dropー」が渋谷パルコで開催される。会期は12月24日から1月17日まで。
本展では、ニューヨークを拠点に活躍をする小浪が写真を始めた18歳の八丈島の情景から、父となり、ニューヨークで暮らす現在までの変遷を収めた約70点の作品を展示。
また、展覧会開催を記念して制作された写真集「黄色い太陽ーBurning Dropー」は会場にて、特装版(限定100部)と通常版の2種が先行販売される。
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黄色い太陽 ステートメント
Your son and your father.
父親と息子。そして家族。15年の時を経ても太陽は私を照らす。
レンズ越しの世界で十分、自分は満ちていた。自分を照らしてくれる光が見えたから。オヤジ、あなたがいなくなってから8年が過ぎた。
その煙が空に消えてからよく空を見るようになった。鳥を雲を夜空に舞う星を。子供ができて俺は気づいたんだ。20歳の頃は分からなかったあなたの道を現在は少し理解できる。
今さらになって向き合って、問うんだよ。自分は何を見てきたか。
と同時に今、目の前にある景色が美しいと。思えるようになった。フレームの外を見ないとな。
黄色いカーテンは今もなおひらひらと舞っている。
太陽が沈む頃、黄色い太陽は赤い太陽を優しく包み込んで沈んでいった。
小浪 次郎 (Jiro Konami) プロフィール
1986年生まれ。写真家。活動初期より8年間、自身の父親を撮影し続け、絶妙な親子の距離感を記録した作品で2010年に富士フォトサロン新人賞を獲得するなど高い評価を得る。
2017年より活動拠点をニューヨークに移す。『The New York Times』『i-D Magazine』などで作品を発表している。
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写真展概要
小浪次郎 写真展「黄色い太陽-Burning Dropー」
会 場 :PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)
住 所 :東京都渋谷区宇田川町15-1
期 間 :2021年12月24日(金)〜 1月17日(月) 11:00-20:00
入 場 料 :一般 700円 学生 500円 ※小学生以下無料
※1/1は休館 ※12/31および1/17は18時閉場