機材レポート

パワーアップしたクリエイターノートPC「DAIV 5P」をプロカメラマンがチェック

マウスコンピューター「DAIV」の15.6型ノートPCが完全リニューアル。性能と価格のバランスが取れた「DAIV 5P」は、クリエイターPCのベンチマークとなるモデルに仕上がっていた。

マウス DAIV 5P レビュー
DAIV 5P

超軽量クリエイターノートPCが性能アップ

超軽量なクリエイター向けノートPC「DAIV 5P」の後継モデルが発売された。旧モデルから筐体を刷新、CPUにはインテルの第11世代「Corei7-11800H」を採用し、GPUにはNVIDIA「GeForce RTX 3050 Laptop」を搭載して、まったく新しい意欲的なモデルに生まれ変わっている。

旧モデルで指摘のあったシングルチャンネルだった内蔵メモリが、待望のデュアルチャンネル動作に変更され、CPUとの高速データ転送が向上、動作スピードが改善している。

内蔵SSDは優秀なベンチマークを記録

内蔵されているSSDはM.2 NVMe対応PCIe Gen3のSSDが採用され、クリエイター向け入門機として十分な高速性能を発揮する。

マウス DAIV 5P レビュー

場所を選ばずに写真・動画編集ができる

コンセプトが超軽量モデルなので、これだけの性能でも約1.73kgと軽い。クリエイターモデルは2kgを超えることが多いが、これなら屋外やカフェに持ち出してもまったく苦にならない。場所を選ばずデジタル写真のRAW現像や動画編集などを行なえるだろう。

インターフェースが豊富で背面側には映像出力系の端子が並ぶ

■本体左側

マウス DAIV 5P レビュー
左からUSB3.1 Gen2 10Gbps対応のType-A端子1基、マイク入力端子、ヘッドフォン端子が搭載されている。

■背面側

マウス DAIV 5P レビュー
左から、画面出力に対応したUSB3.1 Gen2 Type-C端子1基。10Gbps対応だがPDには非対応なのが惜しい。HDMI出力端子、イーサーネット端子の順で配置されている。

■本体右側

マウス DAIV 5P レビュー
microSDカードスロット1基、USB3.0 Gen1 5Gbps対応のType-A端子2機を搭載する。

熱対策に優れた底面が長時間の作業に心強い

パソコン本体の底面には熱対策の通気口が数多く設けられている。また内蔵の冷却ファンも2基搭載され、それぞれCPUとGPUの上に配置。長時間のハードな作業も安心だ。

マウス DAIV 5P レビュー

カメラの画像取り込みには高速カードリーダーを使おう

そのままでも十分快適だが、使用しているメディアに合った最新カードリーダーを同時購入すれば、さらに快適にクリエイティブな作業に没頭できるはずだ。

森脇カメラマンおすすめのカードリーダーは?

搭載カードスロットがmicroSD用ということもあり、記録メディアに合った最新の高速カードリーダーがあると、快適に使える。今オススメのカードリーダーはこの2つだ。

■SDカード用

マウス DAIV 5P レビュー
Lexar UHS-I/UHS-II対応 2 in 1 USB3.1 Gen1 microSD/SDカードリーダー (参考価格 2,080円)

■CFexpress用

マウス DAIV 5P レビュー
Lexar Professional CFexpress Type B USB3.2 Gen2×2 リーダー (参考価格 7,980円)

mouse DAIV 5Pシリーズ (2021年モデル)

マウス DAIV 5P レビュー

WEB直販価格 186,780円~ (税込)

OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル Core i7-11800H プロセッサー
グラフィックス GeForce RTX 3050 Laptop GPU / インテル UHD グラフィックス
メモリ 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) 最大64GB
ストレージ M.2 SSD 512GB (NVMe対応)
液晶パネル 15.6型 フルHD ノングレア (LEDバックライト)
インターフェース HDMI×1、USB3.1 Gen2 Type-C ×1 (画面出力対応)、USB3.1 Gen2 Type-A ×1、USB3.0 Gen1 Type-A ×2、microSDカードスロット
動作時間 最大約9.0時間
本体サイズ W355.5×D236.7×H20.6mm (折り畳み時 / 突起部を除く)
本体重量 約1.73kg

※カスタマイズ可能

 

 

※カードリーダーの参考価格は記事執筆時点の量販店価格 (税込) です。