機材レポート

実家で活躍中の”古コンデジ”たち

PowerShot A20
2001年発売の、光学3倍ズーム搭載の200万画素機『キヤノン パワーショットA20』。お〜、今は無きAシリーズのボディデザイン、何だかカッコイイなあ〜。同時期には、ほとんど同じデザイン(カラーリングが違う)の130万画素の下位モデル「パワーショット A10」も発売されていた。

 今回の年末年始も、例年どおり家族で広島に帰省した。で、今回持って帰った撮影機材は『ニコン D800AF-Sニッコール16-35ミリF4G ED VR』の組み合わせをメインに、高倍率ズームの「AF-Sニッコール28-300ミリF3.5-5.6G ED VR』も加える。あと、高性能なコンデジ『ソニー サイバーショット DSC-RX100』もサブ機に。…って、1年前と変わってねーっ!(笑)

 そういう訳なので、今回は少し視点を変えて、実家に転がっている”古コンデジ”を紹介するよ。

 実家の”古コンデジ”が気になったきっかけは、台所のテーブル上に置いてあった『キヤノン パワーショットA20』。「あれまあ、ずいぶん古いコンデジだこと。このA20は弟が使っていたカメラかえ?」そう思って弟に尋ねてみたら、たしかに弟のカメラであった。かなり前(このカメラが発売されていた頃)、何かのイベントにカメラを持って出かけたら、そのカメラが壊れてしまい、急遽この「パワーショットA20」を買ったそうだ。

 現在、弟はキヤノンの「EOS 40D」と「パワーショット S200」(※このS200はボクが買ってやったヤツ)を使用中。でも、このテーブルに置きっぱなしの「パワーショット A」も、ちょくちょく使っているそうだ(撮影画像をチェックすると、最後の撮影画像の日付は「2014年11月」だった)。何とまあ、この物持ちの良さには感心したヨ。

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Tough TG-610/μ-1030SW/FinePix F200EXR
左から、父が使っている『オリンパス Tough TG-610』と『オリンパス μ-1030SW』。そして、母が使っている『富士フイルム FinePix F200EXR』。いずれも、当ブログにて、購入経緯や魅力などについて語ったカメラである。

 そうこうしていると、父が2台のコンデジを持ち出してきた。ストラップを束ねて、カメラをガチャガチャいわしながら…。掘り出してきたイモかっつーの!(笑) まあ、どちらも”タフネス系コンデジ”だから、そういうラフな扱いでもヨシ!

 そのカメラは、以前にボクが父に譲った『オリンパス μ-1030SW』と、それを紛失したので代わりに買って渡した『オリンパス Tough TG-610』である。ああ、見つかったワケね、μ-1030SW。聞いてみれば、どちらのカメラも電源が入らないらしい。もしかして、本格的にいわした?(訳:ぶっ壊した?) あ、それはナイのね。じゃあ、単純に”電池が残量がなくなった”とか?

 〜(※しばし、チェック中)〜

 ええ、やっぱり電池残量がないだけでしたわ。ということで、μ-1030SW用の充電器を使って、両方の充電池(どちらも同じ電池を使用)を充電した。Tough TG-610は本体充電式なのだが、それ用の接続ケーブルは紛失したらしい。バッテリー充電中に本体の各部清掃〜充電完了のバッテリーを装填〜内蔵時計の時間合わせ〜各機能の設定状態確認&修正。…はい、これで両方とも使えるようになったヨ! これらの撮影画像もチェックしてみた。あ〜、山で見つけた山野草とか、自分で修理した機械の内部とか、いかにも父らしい使い方だわ。

 台所の椅子の背もたれを見ると、そこにもコンデジがぶら下がっていた。母に譲った『富士フイルム FinePix F200EXR』である。こちらは問題なく作動してるらしが、いちおうチェックしておこうか(予備バッテリー充電〜本体の各部清掃〜内蔵時計の時間合わせ〜各機能の設定状態確認&修正)。このFinePix F200EXRもちょくちょく使っているらしい。撮影画像をチェックしてみると、昨年秋に撮られた、親戚の伯父さんと両親との記念写真が写っていた。

 いや〜、まだまだ元気だなぁ、吉森家の”古コンデジ”たちは。何だかウレシくなっちゃったヨ!

(C)吉森信哉
元日に降り積もった雪がまだ残る、地元の田んぼ風景(1月5日に撮影)。この寒々しい感じが懐かしい…。この写真は、今回の帰省にも持って帰った「サイバーショット DSC-RX100」で撮影したものだが、このカメラも”吉森家の古コンデジ”と同じように活躍し続けるのかナ?
◆ソニー サイバーショット DSC-RX100 28ミリ相当で撮影 絞り優先オート F5.6 1/320秒 +0.3補正 WB:オート ISO125