大佛次郎記念館では、作家・大佛次郎のカメラ愛、写真家たちとの交流を、写真約60点、関連資料約40点を展示する企画展が開催中だ。
会期は2022年1月6日(木)から4月17日(日)まで。
写した、大佛次郎
作家・大佛次郎(1897~1973)は、「文士は必ずカメラを持て」とエッセイで語り、文士らの愛好家を集めて「鎌倉アマチュア写友会」を結成するほどのカメラ愛好家だったという。
愛猫などを写して楽しみながら、取材では「絶好のノート」としてカメラを活用した大佛の写真のうち、第一章では、雑誌等のメディアで発表された作品を中心に、大佛自身の文章とともに展示されている。
写された、大佛次郎
木村伊兵衛、山沢栄子、島村安彦、田村茂、林忠彦の5人の写真家による、初公開を含む大佛次郎や酉子夫人の肖像を展示。
また、木村伊兵衛と大佛を繋いだアマチュア写真家・竹田梅汀のエピソードや、林忠彦の写真集に大佛が寄せた序文の原稿(初公開)など、同じ時代を生き、大佛を写した写真家たちとの交流が紹介されている。
展示情報
【展示会期】 2022年1月6日(木)~4月17日(日)
【休館日】 月曜日(祝休日の場合は翌平日)
【料金】 大人(高校生以上)200円・中学生以下 無料